主人公・加賀美零役を演じる山田涼介

『ビリオン×スクール』（フジテレビ系　7月5日（金）スタート　毎週金曜　午後9時～9時58分　※初回15分拡大）の制作発表が6月27日（木）に開催され、主演の山田涼介、木南晴夏、水沢林太郎、松田元太、水野美紀、市村正親らが登壇した。 【写真】紺野直斗役の松田元太 　本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者＝ビリオネア”の主人公が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒と共に成長していく姿を描くオリジナルストーリーの学園コメディー。 　私立絵都学園で「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の生徒が集められた3年0組に新しい担任がやってくる。通称“ゼロ組”と呼ばれ、バカにされてきた底辺クラスに赴任してきたのは、容姿端麗だが、どこかクセのある教師・加賀美零（山田涼介）。学校の常識が全く通用しない、資産も行動力も“ケタ外れ”なこの教師。その正体はなんと、日本を代表する財閥系グループを継いだCEOで、まさかの“億万長者＝ビリオネア”だった。 　時代は変われど、思春期の子供たちが抱える問題の根底は変わらない。それなのに、教育現場は変わる一方。怒ってはいけない、何かを強制してはいけない、呼び捨てにしてはいけない、生徒に踏み込み過ぎてはいけない。「このAI時代に、教師は必要か？」と嘆かれる昨今、そんな常識をぶち壊すニューヒーロー＝“新しい学校のリーダー”が現れる。 　このたび開催された制作発表にキャスト陣が登壇。まずは、リムジンに乗って登場した山田が「皆さんこんにちは。山田涼介です。劇中では規格外の金持ちを演じながら、その正体を隠した教師を演じています。一生懸命先生になっていますので、たくさんの方に見ていただければなと思います。お願いいたします」とあいさつ。 　絶賛撮影中の本作について問われると、山田は「生徒のみんなと向き合っているシーンと、芹沢（木南晴夏）さんと向き合っているシーンと、お父さん（加賀美治／市村正親）と向き合っているシーンで全然色が違うんです。それぞれ別のドラマを撮ってるような感覚になっているので、毎日自問自答しながら撮影している感じです」と明かした。 　加賀美の秘書兼ボディーガード・芹沢一花役の木南晴夏は「職員室のシーンだけ新喜劇感が強くて。教頭役の永野宗典さんがアドリブを毎回繰り出してくるので、私とか山田さんはそれに耐えなければならないんです。でも、本当に耐えきれていないところがあるので、使われているのかちょっと不安です（笑）」と。校長・東堂真紀子役の水野美紀も「2人がおっしゃるように、このドラマはコメディ的な空気をはじめ、いろんな要素を楽しめるぜいたくなドラマになってると思います」と絶賛した。 　零の父で加賀美グループの会長（前社長）である加賀美治役の市村正親は「山田君との“イタリアンの時はこういう飲み物が好き”“中華はこういう飲み物が好き”と、食べたり飲んだりの話がとても楽しいので、親子だなって感じがしておりました」と山田とのタッグに好感触。山田も「ペアリングの話もさせていただいてすごく楽しいんですけど、本番が始まるとすごく怖い、威厳のある父になるので、このギャップがすごいなと思いながら勉強させていただいています」と笑顔で応えた。 　また、零の生徒・西谷翔役の水沢林太郎は「予告で僕がバットでガラスを割っているシーンがあるんですけど、あれは実際にガラスを割っています。人生初、本気でガラスを割ったので、あれはなんとも言えぬ感じを味わいました。ちょっと楽しかったです（笑）」と、本作ならではの撮影エピソードを披露。 　ゼロ組の偏差値番付でも最下層となる紺野直斗役の松田元太は「加賀美先生のアクションシーンがあるんですけど、加賀美先生って強いんですよ。1パンチの効果音が勝手に聞こえるというか。必殺技ぐらい威力があってかっこいいなと思いながらも、殴られないように。加賀美先生との距離を楽しみながら撮影していきたいなと思います」と。山田も「自分が思っていた5倍ぐらいアクションをやっていて、日々筋肉痛と戦いながら頑張っています（笑）」と報告した。 　番組公式SNSに寄せられたお悩みにキャスト陣が答えていくコーナーでは、「人前で話すのが苦手です。どうしたら緊張せずに自信を持って発言できるようになりますか」という投稿を紹介。山田は「僕も得意ではなくて。だから、緊張を楽しむようにしています。その場でしか味わえない空気感だったりするので、緊張を自分のものにしてありのままの姿を見せれたらいいのかなと思いながら」と。 　そんな山田は今回の制作発表も緊張していたようだが「木南さんがリムジンに乗った瞬間に派手に転んだんです。それで僕は緊張がほぐれましたね（笑）。大笑いして面白かったです」と、すっかりほぐれた様子。 　一方、松田は「山田くんとお会いするとなぜか変な緊張スイッチが勝手にオンになるんですよ。お話しするときにすごい目を見てくださるじゃないですか。自分が顔面強いってことを忘れないでください。もっと自覚持った方がいいですよ。顔面強し男って」と山田に物申す。山田は「なんで俺注意されてんだ…」とツッコみつつ、満面の笑みを浮かべた。 　最後に、ステージ上に零の生徒役を演じる大原梓、奥野壮、柏木悠、上坂樹里、倉沢杏菜、小宮山莉渚を迎え、山田が「自分で言うのも変な話かもしれないですけれど、本当に面白いドラマになるんじゃないかなというふうに思っておりますし、その自信があります。そして何より、1話からとんでもない金額がかかったドラマになっています（笑）。一般常識では考えられない大胆な解決方法で加賀美が奮闘する姿、そして次世代のスターたちが生徒役を頑張ってくれていますので、応援してもらえたらいいなと。休日の前の日、金曜午後9時に『ビリオン×スクール』、笑って泣いて楽しんでいただけたらなというふうに思います。ぜひご覧ください」と呼びかけ、イベントを締めくくった。