目がクリクリ、時々テヘペロ 珍ヘビ・シロマダラ、小3女児が捕獲「かわいい」 指宿市〈動画あり〉
鹿児島県指宿市の柳田小学校3年の菅野希羽(きわ)さんが、夜行性で人目に付きにくいとされる小型のヘビ「シロマダラ」を学校近くの草むらで捕獲した。細身の体は全長29センチほどで手のひらに乗るほどの大きさ。希羽さんは「目がクリクリしていて、時々舌を出すところがかわいい」と喜んでいる。 【写真】〈関連〉見つけたシロマダラを手に乗せる菅野希羽さん=指宿市十町
県立博物館によると、シロマダラは薄い茶褐色の地肌に黒色のまだら模様があり、爬虫(はちゅう)類や小型のヘビを捕食するのが特徴。県内では例年数件の目撃情報が寄せられている。特に9~10月が多いことから、上舞哲也学芸主事(53)は「夏に生まれた幼ヘビが、ちょうど移動を開始する時期に当たるのではないか」と推測する。 今回の個体は8日早朝、草むらで遊んでいる最中に友達が発見し、生き物好きの希羽さんが持ち帰った。自宅で兄の仁希(にき)さん=南指宿中1年=、仁頼(にらい)さん=柳田小5年=とともに観察を続けた。希羽さんは「これからもいろんな生き物を見つけたい」と目を輝かせた。
南日本新聞 | 鹿児島