阪神・岩崎が約束「来季防御率1点台」 セーブ数より内容重視「とにかく数字を出さないと」
阪神・藤川監督から来季守護神に指名された岩崎が、梅野とともに参加したイベントで「来季防御率1点台」を公約に掲げた。「やっぱり1点(台)。2点(台)に行くと文句言われるし、打たれているみたいだし」と今季2.20に終わった防御率改善をテーマとした。 「とにかく数字を出さないと言っていることに重みも出ない」とこだわるのは、自ら音頭を取って始めたブルペン陣での競争もあるからだ。状況で左右されるセーブ数などではなく、ブルペン全員で競える防御率、被打率、登板数でランク付けした結果、トータルでは岩崎でも桐敷でもなく富田がトップで高級バッグを獲得。来季12年目のベテラン左腕はあと11に迫った通算100セーブよりも「質のいい登板につながる」と内容重視の構えだ。(鈴木 光) ≪能見氏がキーマンに指名≫ ◯…イベントには本紙評論家・能見篤史氏もゲストとして参加し、投手陣の来季キーマンに岩崎と才木の名前を挙げた。守護神としてフル回転が期待される岩崎には「年数を重ねても安定して試合数も投げている。限られた人間しかできない。闘争心も消えていない」と心配無用とした上で、才木には「1年間投げたことで見える景色は変わったが、強みだけは失わないでほしい。新しいものを求めると、いいものが消えていくことが多い」と、現役時代は通算104勝を記録した先輩として持ち味を大事にする必要を説いた。