温泉郷ウオーク初開催 加賀の魅力、足で満喫 3コースに817人
●名所巡り名物舌鼓で「観光」「健康」 加賀市と日本ウオーキング協会などでつくる実行委員会の「加賀温泉郷ウオーク2024」(北國新聞社特別協力)は4日、市中央公園を発着点とする20キロ、13キロ、4キロの3コースで初開催された。秋晴れの下、東京や大阪など全国の愛好者や家族連れの市民ら817人が「観光」と「健康」をキーワードに温泉地や史跡、自然豊かな景観、特産品を楽しみながら歩を進め、加賀の魅力を満喫した。 ロング20キロ「加賀の特産品もぐもぐコース」には277人が参加。中央公園から重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)「加賀橋立」の町並みや篠原町の実盛塚、柴山潟湖畔遊歩道、片山津温泉総湯を巡った。 参加者は橋立漁港で地物ガスエビの唐揚げ、篠原新町民会館前でバウムクーヘン、片山津温泉の湯の元公園で片山津塩まんじゅう、加賀棒茶ゼリーの特産品を堪能した。 ミドル13キロ「謎解き挑戦コース」の190人は小塩辻町から片山津温泉総湯を通り、謎解きを楽しみながら歩き、湯の元公園で特産品を味わった。 ファミリー4キロ「ビンゴコース」には親子ら350人が集まり、ビンゴゲームに取り組みながら市中央公園内をのんびり散策した。 3コースの参加者全員に梨ゼリーと加賀棒茶ペットボトルが贈られた。市中央公園運動広場には中華料理やオムライス、アイスクリームなどのキッチンカー、屋台9店が軒を並べた。スタートセレモニーでは宮元陸市長があいさつした。 ロング20キロに友人2人で参加した小松市八幡町の会社員木村雅美さん(50)は「ガスエビが香ばしくておいしかった。元気が出た」と話し、同市下牧町の会社員太田久美さん(48)は「近くでウオーキングイベントがあまりないので参加できてよかった」と喜んだ。