トヨタ「GR86」のエンジンモデルが1/6スケールで登場! 11万円でも惜しくない、マニアが喜ぶ日下エンジニアリングの「本物感」とは
愚直に本物を追い求める
初登場は2017年。創業から40年以上、世界に認められてきたメイクアップの高品質なミニカーの横に創業間もない模型メーカーの商品が肩を並べる。まわりから見れば、無謀と思える挑戦だが、佐々木 禎代表は確固たる自信があった。 当時はまだ珍しかったリバ―スエンジニアリング技術を用いた精度の高い製造方法を採用。「開発者の思いまで含めて形にする」コンセプトのもと、エンジンをそのままスキャンするのではなく、再現性向上のため、見えにくい部分は分解し、パーツごとにスキャニングしてから造型。こうすることで忠実に形に落し込むことができ、これが組み上がったときに大きな差として現われる。 手間を惜しまず、愚直に本物を追い求める。だから、同社の製品はマニアから支持されるのだ。たしかに11万円(消費税込)というプライスは高額。けれど、手に取れば品質の高さに魅了されること間違いなし。一生ものとして愛でてほしい。 GR86マスターズのボディカラーは7色から選べる。台座は高級ウォールナット。幅450mm×奥行き380mmのビッグサイズなので特別な場所にディスプレイしたい。また、愛車と同じナンバープレートにできるオプションも用意。受注開始は2024年4月中旬予定。詳しい情報はホームページをチェックしてほしい。
山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)