牛順調に成育一斉退牧 釧路新野牧場、夏期放牧終了で
釧路市営新野牧場(鶴丘5)で8日、夏期放牧終了に伴う一斉退牧が行われ、大きく育った牛たちが、それぞれの牧場に戻った。 同牧場では、育成牛を酪農家から預かって育て、人工授精して妊娠した状態で返す。その間、酪農家は仕事を軽減でき、搾乳牛の管理に専念できる。 今年の放牧期間は5月28日から165日間で、16戸が375頭を預けた。このうち8日に一斉退牧したのは約170頭。牛は預け入れ時に比べ、100㌔近く体重が増えているという。 この日は午前9時ごろから市の職員ら25人が作業を開始。元気に走り回ろうとする牛を職員が引っ張り、トラックに乗せていった。 市産業振興部の永洞直哉次長は「昨年ほど暑くなく、天候も良かったので順調に成育した」と話していた。
釧路新聞