マンU、伝統の祝賀会を中止 チームの不振や監督の去就問題が影響か
FA杯決勝に集中するため
マンチェスター・ユナイテッドは今季、毎年シーズン終了後に行なっていた伝統行事を開催しないようだ。 ユナイテッドはシーズン終了後、所属選手たちの表彰を兼ねてディナーを行うのがクラブの伝統だった。ディナーには男子チームの選手たちはもちろんのこと、女子チームの選手やコーチ陣、アカデミーチームの選手に加えて、スポンサーやファンまでもが出席する。昨年はマーカス・ラッシュフォードがクラブ年間最優秀選手賞を受賞しており、今年も当初は5月20日に開催される予定だった。 しかし、英『THE Sun』などによると、今季は男子チームがプレミアリーグ設立以降最低順位でシーズンを終える可能性があったり(これまで8位以下で終えたことはないが現在8位)、チームの指揮官であるエリック・テン・ハフが不振により職を失う可能性があったりすることで、祝賀会は中止になったとのことだ。 また、5月25日にマンチェスター・シティとのFA杯・決勝を控えていることも大きく影響。タイトルのかかったこの大一番に集中するため、ここ3年間で2度目の中止を決断したという。なお、ラルフ・ラングニックが暫定指揮官を務めた2021-22シーズンもこの祝賀会を中止していた。 さらに、同メディアはこの件に関するファンの反応にも注目。その中には「女子チームは初めてトロフィーを獲得し、アカデミーの選手たちもチャンピオンになったが、男子の先輩たちが失敗したために祝賀会を中止してしまう。恥ずべきことだ」といった厳しいコメントもあった。中止してよかったと言えるように、FA杯決勝ではせめてもの意地は見せたいところだが、はたして。
構成/ザ・ワールド編集部
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