関口宏「サンデーモーニング」卒業 「世界が良い方向に向かっているとは思えない」と締めくくり
俳優の関口宏が31日、司会を務めるTBS系情報番組「サンデーモーニング」(日曜、前8・00)に出演。この日が同番組の最終出演となり、番組を卒業した。 関口は番組冒頭、「おはようございます。3月31日の日曜日でございます」と通常通りのあいさつ。終了間際には1人でコメンテーター陣が座る机の前に立ち、「今日のこの放送をもちまして、私担当の『サンデーモーニングは終了ということになります。36年と6カ月でございました。長い間ありがとうございました」とあいさつした。 その後、1987年10月4日の第1回放送から番組を振り返るVTRを放映。1989年のベルリンの壁崩壊や湾岸戦争などの特集を紹介した。野球評論家の故・大沢啓二氏や張本勲氏との“名物コーナー”や、ロシアによるウクライナ侵攻にも触れ、「世界が良い方向に向かっているとは、私は思えないような気がします」と話した。 その上で「考えてみれば36年6カ月このサンデーモーニングでいろんなことを勉強させてもらったかなという気がします」と総括。4月から新キャスターに就任する膳場貴子氏を呼び込み、ガッチリと握手。「私は今日で消えます」と冗談交じりに話した。スタジオから「あっぱれです!」との声が飛ぶと、笑みを浮かべて「ありがたいです」と手を上げて応じ、番組を締めくくった。