岩井ツインズの対照的!?な「TOTO」初日 明愛は痛恨トリから見事なカムバック 千怜は2つのナイスパーセーブ
岩井明愛は5番でティーショットを左にOB
◆日米女子ツアー共催 TOTOジャパンクラシック 10月31日~11月3日 瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県) 6616ヤード・パー72 【写真49枚】岩井姉妹、渋野日向子、原英莉花、小祝さくら、竹田麗央らが前夜祭でそろい踏み! 日米共催大会を彩る“ドレスアップ姿”を披露
ともに今季3勝の岩井ツインズ。姉の岩井明愛がイーブンパー56位。妹の岩井千怜が4アンダー10位タイと、対照的ともいえる初日のラウンドを終えた。
岩井明愛は4バーディー、1ボギー1トリプルボギーの「72」という忙しいラウンドを終えると「楽しかったですね」と笑って見せた。 10時12分の最終組からスタートすると2番でバーディーを先行させたが、5番でティーショットを左にOBし痛恨のトリプルボギーを喫した。 「なんとか取り返したいと思っていた」と切り替え、2オーバーのままハーフターンすると後半のスコアは安定した。 12番パー3で1つ伸ばすと、15番パー3ではピンまで120ヤードをピッチングウェッジで打つと、「たまたまピン方向に行ってくれて、惜しかったけどいいショットでした」と、エース寸前のスーパーショットでピン10センチにつけて、後半2つ目のバーディーを奪った。 17番では7ヤードのバーディーパットを絶妙なタッチで打ち「入ったかなと思った」がボールはカップの縁で停止。「気持ち弱かったので。カップ手前で止まっちゃいました。明日ちゃんと打ち切れるように」と割り切った。 初日イーブンパーは78人中56位タイ。「ショットのフィーリングが気持ち悪いので、いい時のフィーリングが戻るように練習します。ちょっとでも順位を上げられるように頑張りたい」とドライビングレンジへと向かった。
岩井千怜は10位タイと好位置でスタート
一方、妹の千怜は5バーディー、1ボギーの「68」をマーク。首位とは5打差あるものの4アンダー10位タイと好位置でスタートを切った。 ラウンド後に、この日のキーホールとして2つのホールを挙げた。まずは、2アンダーで迎えた後半の12番パー3で、「(ティショットを)左の方に外しちゃって、でも上げて(ピンから3.5ヤードにつけて)パーセーブできた」。 もう一つが14番で「ショットでアウトポジションに外してしまった。そこからけっこう難しかったんですけど、(ピンから1.5ヤードにつけて)パーセーブできた。その2つがうれしかったです」と笑顔で振り返った。 2つのナイスパーセーブで波に乗った。続く15番パー3でピン横からの難しいラインを読み切ってバーディーとすると、最終18番パー5ではピンまで75ヤードの3打目を58度でピンから2ヤードにつけてバーディーで締めた。 前週の「樋口久子 三菱電機レディス」で今季3勝目を挙げて“大一番”に乗り込んできた。好調をキープしているように見えるが、「12番とか14番も、ちょっと危ないところがあったので、もうちょっと安定して打てるようにしたい」と理想は高く持っている。 2日目に向けて「トップとの差もあまりないですし、まだ初日なので、明日、明後日、まだまだがんばりたいと思います」と気合を入れなおした。
ゴルフのニュース編集部