中学生ら最新デジタル体験 紀北町でフェア、技術に「感動」 三重
【北牟婁郡】三重県の紀北町は22日、同町東長島の東長島公民館で、最新デジタル技術を体験できる「紀北町デジタルフェア」を始めた。全町立中学校の生徒ら約240人も訪れ、eスポーツやAI(人工知能)を体験した。23日まで。 町によると、住民らがデジタル技術を学ぶ機会を設けようと、初めて企画。県内外から20の企業・団体が出展し、各ブースで独自の技術や製品を披露したほか、イベントや体験で交流した。 ケーブルテレビ局のZTV(津市)は、無線でミニ四駆を動かす体験を通じてネットワークの性能を宣伝。プログラミング教育などを手がける三六〇(奈良県)はプログラミングロボットを紹介した。高齢者向けeスポーツ事業を推進する町福祉保健課も、カーレースなどの体験会を開いた。 町立紀北中学校1年の岡野蓮さん(12)は「普段は最新の技術を見る機会がないので、体験できて感動した。馬乗り型電動車いすとeスポーツが楽しかった」と話した。 23日午後1時からは2事業者の記念トークセッション「地域とデジタルの融合」がある。