カブス今永昇太 大谷翔平斬りも「紙一重」と謙虚そのもの 10イニング連続無失点記録も継続中
カブスの今永昇太は4月7日(日本時間8日)本拠地リグレーフィールドで行われたドジャース戦にメジャー2度目の登板を果たし、4回まで2安打無失点と好投した。 【動画】初対戦!今永昇太が大谷翔平を空振り三振に切って取るシーン 注目集めた大谷翔平との日米含めての初対戦。気温8度、強風に雨が混じる悪天候の中でも、すでにトレードマークとなっている半袖姿の今永が懸命に腕を振る。初回、先頭の好調なムーキー・ベッツを右飛に打ち取ると大谷との対戦が待っていた。初球、胸元に投げ込み大谷の体勢をのけぞらせると、その後も、変化球を見せ球としながら、持ち味の真っ直ぐで内角を突くなどゾーンを有効に使った。最後はフルカウントから9球目に投じたインハイの94.4マイル(約152キロ)で空振りを奪うと、本拠地のカブスファンから大歓声が飛んだ。 3回2死走者なしで迎えた大谷との2度目の対戦も今永らしさを存分に出した。雨が強まる中、真っすぐで攻め、1ストライクを奪った後の2球目、91.2マイル(約148キロ)の速球で三邪飛に打ち取った。2打席ともしっかり内角をつき、大谷の爆発力を封じ込めた。 試合は4回終了後に雨が強まり、試合中断。2時間51分の中断があったことで今永はそのまま降板となったが、開幕戦で6回2安打無失点と好投したのに続き、ここまで10イニング無失点と好調を維持している。 中継の『NHKBS-1』で放送されたインタビューでは悪天候の中の投球にも「辛抱強く投げられました」とコメント。大谷と日米通じての初対戦で2打数無安打と封じたことにも「本当に勝負というか紙一重なので。あれがホームランになるかもしれない」と三振を奪っても尚、謙虚な姿勢を崩さなかった。 ここまでメジャーデビューから10イニング無失点と上々のすべり出しとなっている要因には直球のクオリティが保てていることをあげながら、継続した活躍を誓っていた。 2試合連続無失点と快投を続ける左腕には米球界からも評価が高まっている。今後の快進撃も期待したいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]