まともな性能の住宅なら「床暖房」は必要ない…海外では違法建築レベルの「寒い家」を許す日本の政策の大問題
■優良ハウスメーカーかがわかる「いい質問」 冬暖かく、夏涼しく、結露の生じない、健康・快適な家を建てたいと思ったら、工務店・ハウスメーカー選びの際に、ぜひ、気密測定を全棟実施しているかどうか聞いてみてください。 通常は行っていないが、施主の要望があれば実施するという会社もありますが、気密性能の確保にはノウハウが必要なので、基本的には、気密測定を全棟実施している会社を選ぶことをお勧めします。 工務店・ハウスメーカー選びの際には、「気密測定は全棟実施していますか?」「C値の目安はいくつくらいですか?」と聞くことは、性能にこだわっている工務店・ハウスメーカー選びにとても有効な質問だと思います。 ---------- 高橋 彰(たかはし・あきら) 住まいるサポート代表取締役/日本エネルギーパス協会広報室長 千葉大学工学部建築工学科卒。東京大学修士課程(木造建築コース)修了、同大博士課程在学中。リクルートビル事業部、UG都市建築、三和総合研究所、日本ERIなどで都市計画コンサルティングや省エネ住宅に関する制度設計等に携わった後、2018年に住まいるサポートを創業。著書に、『元気で賢い子どもが育つ! 病気にならない家』(クローバー出版)、『人生の質を向上させるデザイン性×高性能の住まい:建築家と創る高気密・高断熱住宅』(ゴマブックス)などがある。 ----------
住まいるサポート代表取締役/日本エネルギーパス協会広報室長 高橋 彰