絶好調・大谷翔平に指揮官が感嘆「驚かされっぱなしだ」 逆方向弾含む3安打で打率・579、OPS1・705
「オープン戦、ドジャース6―4ジャイアンツ」(12日、グレンデール) ドジャースの大谷翔平選手が「2番・DH」で出場し、6戦ぶり2号2ランを含む4打数3安打2打点。3試合連続安打、初の猛打賞で打率は・579、OPSは1・705まで上昇した。 【動画】ホームランボールを追うファンがくんずほぐれつ!大谷の2号2ラン 試合後に取材に応じたロバーツ監督は、ここまで打率・579をマークしているスラッガーに「今日の翔平は良かったね」と、ジョークで報道陣の笑いを誘った後、「彼には驚かされっぱなしだ。シーズンが近づくにつれて集中力が高まっていっているように見える」と感嘆。逆方向への豪快な一発を「そういう打ち方をしていないのに打球がフェンスを越えていく」と表現し、「だから彼は特別な選手なんだよ」と言った。 この日の大谷は初回の打席でマイナー右腕のエンローにカウント1―2と追い込まれたが、内角高めの151キロ直球をライナー性の打球で右前へはじき返し、3試合連続安打。三回1死一塁の第2打席は初球146キロをゴロで右前へ運ぶ。会心の一打ではなかったが、きっちりヒットにし、2戦ぶり3度目のマルチ安打を記録した。 0―0の五回無死一塁の打席は3番手右腕スタシャックに空振り三振。カウント2―2から7球目、高めに外れる直球にバットが空を切った瞬間、声を上げて悔しさをあらわにした。ベンチに戻りながら、自身のヘルメットをコンコンとたたいた。 六回2死一塁の打席は前打席の反省を生かすかのように左中間へ2号2ラン。カウント2―2と追い込まれながら甘く入った151キロ速球を捉えると高々と舞い上がった打球が右中間芝生席に吸い込まれた。オープン戦初出場となった2月27日のホワイトソックス戦以来、6戦ぶりとなる一発でスタンドを熱狂させた。