日本のIoT・宇宙ベンチャーも参加。台湾の技術展「Innotech Expo」現地レポート
台湾で17日から19日まで、技術展「Taiwan Innotech Expo」が開幕している。 【全画像をみる】日本のIoT・宇宙ベンチャーも参加。台湾の技術展「Innotech Expo」現地レポート 台湾貿易センター(TAITRA)、工業技術研究院(ITRI)、政府機関が共同で開催し、20カ国から431の出展者が参加する。 今回は、Innotech Expoの初日の様子を現地からレポートする。
完全リアル開催に戻った技術展「Innotech Expo」
Innotech Expoは、今回で20回目を迎える技術展だ。会場としては台北世界貿易センター(Taipei World Trade Center)が継続して採用されている。 新型コロナウイルス流行の影響を受けた2022年は、オンラインのみの開催。翌年2023年にはハイブリッド形式に切り替わり、今回の2024年はついにリアル開催に戻った。 初日は大勢の来場者で賑わっており、学生と見られる団体も見かけた。TAITRAによると、海外からの来場者も含め3000人以上が訪れたという。 Innotech Expoの宣伝業務を担うTAITRAのMay Chang(メイ・チャン)氏は、「Innotech Expoは一般の来場者も受け入れているが、台湾の展示会では珍しいこと」と語る。
会場のエリアは大きく分けて4つ
Innotech Expoの会場は、大きく4つにわかれている。数々の発明が集う「発明コンテストエリア(Invention Competition Area)」と、テーマ別の3つのパビリオンだ。 オープニングセレモニーでは、今回のInnotech Expoで「AIと半導体」を特に重視する方針が語られた。台湾の技術力を、ハードウェアとソフトウェアの両面でアピールしていく。 その方針通り、「フューチャー・テック・パビリオン」には「AIテーマエリア(AI Theme Area)」が設けられ、さまざまな技術が展示されている。 また、単に技術の発展を追い求めるのではなく、持続可能な未来に向けた最新技術も展示。それが「サステナビリティ・パビリオン」で、農業に関連する技術などが出展される。
松本和大