【PS5 Pro】30周年アニバーサリーコレクション実物フォトリポート。ファンを喜ばせるためにこだわりぬいた遊び心が伝わるデザインに惚れ惚れ
2024年9月20日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が初代プレイステーション生誕から30周年を迎える節目を記念し、”プレイステーション 30周年アニバーサリー コレクション”をリリースすると発表した。 【記事の画像(13枚)を見る】 本稿では、実際に30周年アニバーサリーコレクションを見たフォトリポートと、開発陣が本コレクションに込めた遊び心をお伝えしよう。 取材陣も驚きの30周年アニバーサリーコレクション発表 30周年アニバーサリーコレクションの発表を、筆者はとあるホテルで着替えながら観ていた。じつはその日はもともとプレイステーション5 Proの先行体験イベントでSIE本社を訪れることになっていた。そのため30周年アニバーサリーコレクションのことは一切聞かされておらず、驚きと困惑と期待を抱えたまま本社へ赴いたところ、サプライズで30周年アニバーサリーコレクションも展示していると明かされた。 ここで30周年アニバーサリーコレクションの内容をおさらいしよう。 ・プレイステーション5 Pro 30周年アニバーサリー リミテッドエディション 特別セット ・プレイステーション5 デジタル・エディション 30周年アニバーサリー リミテッドエディション 特別セット ・プレイステーションPortal リモートプレーヤー 30周年アニバーサリー リミテッドエディション(単品) ・DualSense Edge ワイヤレスコントローラー 30周年アニバーサリー リミテッドエディション(単品) ・DualSense ワイヤレスコントローラー 30周年アニバーサリー リミテッドエディション(単品) このように5つの製品に向けて30周年アニバーサリーコレクションモデルが用意されている。 PS5 ProとPS5デジタル・エディションはそれぞれにDualSense EdgeやDualSense、コネクターカバー、結束バンド、ステッカー、限定ポスター、ペーパークリップ、ディスクドライブ用本体カバーなどが付属する。 世界に12300台だけのPS5 Pro とくに大きな目玉なのがPS5 Proだ。先日お披露目されたばかりの最新鋭機にさっそく限定仕様が追加される。 しかも初代プレイステーションが発売された12月3日をオマージュして、世界に12300台限定という超プレミア付きだ。 そんなPS5 Proの30周年アニバーサリーリミテッドエディションは、本体側面の排熱フィンにシリアルナンバーが刻印されている。 サイドカバー上部にあしらわれたロゴは初代プレイステーションカラーとなっている。最新コンソールなのにノスタルジアを感じるアクセントにもなっていて心憎いデザインだ。サイドカバー下部には30周年アニバーサリーコレクションのロゴが刻まれていて、反対側にはいつもの△○×□に3を足して30周年版トレードマークに仕上げて特別感を演出している。 PS5お約束のサイドカバー背面に刻印されている“△○×□”も“△3○×□”に変わっている。案内してくれたPRの方がぜひ見てくださいとおっしゃっていたが、あまりにも小さすぎて肉眼では無理と諦めて、スマホでズームしてようやく確認できた(笑)。 30周年アニバーサリーコレクション仕様のPS5 PS5版もPSロゴはカラー入りで、サイドプレートのデザインも基本的にPS5 Pro版と同じ。PS5 Proだとシリアルナンバーが掘られているサイドのスリットには、PlayStation 30th Anniversaryの一文が刻まれている。 初代DUALSHOCKオマージュのケーブルがよすぎる! さらに、付属しているコントローラーコネクタカバーは筆者のイチオシアイテムだ。初代PS用のDUALSHOCKのコネクタを模しつつ、反対側のコネクタには△3○×□と記されているなど、30年の歴史を感じられる遊び心だ。 デザイン上どれかのUSB-Cスロットに刺した時点で別のUSBスロットを覆ってしまうが、そればかりは仕方ない。残念ながら展示はされていなかったのでいつか実物を拝みたい。それか単体販売してくれないかな。 DualSenseも妥協なし PS5 Pro版にはDualSense EdgeとDualSenseに充電スタンドも同梱される。コントローラー背面の△○×□入りグリップもしっかり30周年仕様になっており、ボタンやロゴにはDUALSHOCKと同じ色が差されている。DualSense Edge用ケースにあるロゴも△3○×□になっている。 DualSense Edgeは初のカラバリかつ単品販売なので人気が出そうだ。 PlayStation Portalのロゴもカラー変更 PlayStation Portalも初代PSカラーをオマージュしつつ、PSロゴはしっかり初代ロゴが輝いている。いや本当にすごいこだわりようだ。 すべてはファンに30周年を喜んでもらうため じつは30周年アニバーサリーコレクションは単純なカラバリではなく、各部品ごとに専用の金型だったり、PS5 デジタル・エディションとPS Portal、DualSense Edge、DualSenseといった周辺機器は地域ごとに専用デザインパッケージ箱を用意するなど、30周年という節目への強い思いと遊び心が伝わってくるデザインとなっている。専用デザインパッケージは日本、アメリカ、ヨーロッパでそれぞれデザインが違うらしい。執筆時点ではまだアメリカ版しか公開されていないので、日本版のデザインも楽しみだ。 この点について、商品企画を担当した中西 渉氏に尋ねたところ、「ファンの方々に30周年を喜んでもらうために、スタッフ一同で細かいところまでこだわりました」とのコメントをいただいた。 なおこれ以上の紹介を控えるが、30周年アニバーサリーコレクションにはまだ遊び心が隠されているので、読者諸氏にはぜひ自分の目で見つけてみてほしい。 [2024年9月26日8時27分修正] 一部記載内容に誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。