米軍横田基地に日本側が立ち入り調査 沖縄との違い際立つ
有機フッ素化合物・PFASを含む水が東京の在日アメリカ軍横田基地から漏れている可能性があるとして、きょう12月20日、日本側が基地内に立ち入り調査に入りました。 アメリカ側は、2024年年10月、横田基地の貯水池などからPFASを含む泡消火剤などの汚染水があふれ、基地の外に流れ出た可能性が高いことを明らかにしました。 基地での流出事故などに伴う日本側の立ち入り調査は、日米地位協定の環境補足協定で定められていますが、防衛省によりますと今回の立ち入り調査は補足協定に基づく立ち入りの前に行うと、日米で合意したということです。 中谷防衛大臣はきょう12月20日の会見で「地元の皆様が懸念を抱いていることを念頭に早急に日本側の立ち入りを行うことで一致した」と強調しました。 県内では2020年に、普天間基地からPFASを含む泡消火剤が流れ出た事故で、県や宜野湾市などが立ち入り調査した事例などがありますが、この調査も環境補足協定に基づくものでした。 今回の横田基地での立ち入り調査実現は、沖縄との対応の違いが際立つ形となっています。