在職老齢年金の「支給停止調整額」今年は50万円に引き上げ!けど廃止になるって本当?
今のうちから公的年金制度の知識を深めておこう
本記事では、働きながら年金を受け取る際に必ず知っておきたい「在職老齢年金の仕組み」について詳しく解説していきました。 働きながら年金を受け取る場合、年金額が減額または全額カットされる可能性もあります。 人生100年時代と言われているように、現代では平均寿命がのびており、老後期間が一昔前よりも長くなっています。 老後期間が長くなるということは、その分、老後資金の心配も増えることにつながります。 しかし、その不安を解消する1つの方法として「定年後も働く」ことがあります。 在職老齢年金によって年金が減額されるケースがあっても、働き損にならないように調整をしていれば、生活にゆとりのある収入を得られる可能性が高いです。 さらに現在政府は、在職老齢年金の廃止も検討しており、廃止が決定すれば働くシニアの「収入の悩み」が1つ減ることになります。 今後の財政検証によって、在職老齢年金の改正・見直しがされる可能性があるため、しっかりと動向をチェックしておきましょう。
参考資料
・日本年金機構「さ行 在職老齢年金」 ・厚生労働省「令和6年財政検証の基本的枠組み、オプション試算(案)について」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・総務省「統計からみた我が国の高齢者」 ・日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」
太田 彩子