元読売ジャイアンツ・篠塚和典、“未練たらたら”で手放した愛車『BMW 320i』
■早く売りすぎた車「ハンドルのキレがすごい」
篠塚さんが、“早く売りすぎた車”は、『ホンダ NSX』。1990年に発売された新世代のミッドシップスポーツカーで、量産車として世界初のオールアルミ・モノコックボディーをはじめ、エンジン、シャシー、足回りなどアルミ合金を多用し、大幅に軽量化。超音速ジェットをイメージした、流れるようなフロントフォルムや、気流に沿って絞り込んだリアが優れた空力特性を実現。大型のラウンドガラスは、ミッドシップスポーツカーでトップクラスの視界を確保するなど、安全・動力性ともにホンダの最先端技術を集結した1台だといいます。 篠塚さんは、購入した理由について「日本でツーシーターのスポーツタイプっていうのが他のメーカーではなかなかなかった」と明かしました。『ホンダ NSX』は、V型6気筒エンジン横置きで、トランスミッションを側方配置とすることで十分な居住空間を確保しているといい、乗用車としてもスポーツカーとしても両方の性質をとらえているといいます。当時、新車価格は800万円でしたが、現在の販売価格は1650万円で販売されているということです。 『ホンダ NSX』を7か月で手放したという篠塚さんは、試乗すると「アクセルが重い、ハンドルのキレがすごい。ブレーキの利きもすごくよくて」とコメント。さらに「これは球場に乗って行って」と当時を振り返ると「球場に行く道で、昨日こっち通ってまあまあよかったからもう一回こっち通っていこうとか、ゲンを担ぐときはありました」と明かしました。
■乗ってみたい車 「ずっと運転していたくなっちゃう」
篠塚さんが、“乗ってみたい車”は、ホンダ『NSX Type S』。それまでの『NSX』を超えるパフォーマンスとデザインを追求した、2021年に発売された全世界350台限定の特別モデルです。前後のバンパーは新しいデザインを採用し、空力と冷却を高次元で両立。デザイナーと、レース経験のある技術者が、何度も実験や走行を重ねて作りあげた“NSXの集大成”となったが、2022年に2代目の生産終了とともに姿を消した幻のモデルです。 登場したのは、2022年式の『NSX』2代目の最終型モデル Type S。世界で350台・日本国内で30台の限定モデルで、新車発売価格は2794万円だったということです。ハイブリッド搭載で、モーターとエンジンを足すと、システム最高出力が610PS、システム最大トルクが667N・mでスポーツカーとして最高スペックだといいます。スポーツハイブリッド(SH-AWD)は、モーターで緻密に前輪後輪を調整できるため、コーナー走行時などそれぞれ自在にトルクを制御することができるということです。 『NSX Type S』に試乗し、“初代”と乗り比べた篠塚さんは「ぜんぜん違うね、はやいよね」と笑顔を見せ、さらに「楽ですよね、こういう車は運転していても。馬力があって。ずっと運転していたくなっちゃう」と、普通の乗用車では感じられない加速を楽しんでいました。 (5月4日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)