VTuber「にじさんじ」運営会社、タレント盗撮騒動で新事実を報告 被害者は「複数存在している」
VTuber/バーチャルライバーグループ・にじさんじを運営するANYCOLOR社が11月15日、公式サイトで「外部クリエイターによる当社所属ライバーの権利侵害行為等に関する経緯報告」を公開した。 【画像】VTuber盗撮騒動を巡り謝罪したYAB氏 にじさんじライバーとされる人物を外部クリエイターが盗撮したという、9月に明らかになった一連の疑惑および騒動に関する続報となる。 発表でANYCOLOR社は、「被害を受けたライバーが誰であるか、根拠もなく断定するような投稿がネット掲示板やSNSにされている」と指摘。 二次被害を助長する行為として、「発信者情報開示請求をはじめとする各種法的請求に着手しました」と報告した。
サウンドエンジニアYAB(藪中利樹)が疑惑の対象に
疑惑が浮上したのは、配信者・コレコレさんが9月1日に行った配信がきっかけ。 同配信では、サウンドエンジニアのYAB(藪中利樹)さんが、にじさんじ所属ライバーとされる人物へ、盗撮を含む犯罪行為を行っていたと告発された。 翌9月2日、ANYCOLOR社は該当の行為について、「当社とクリエイターとの間の信頼関係の基盤をも揺るがしかねない筆舌に尽くしがたい蛮行」と強い言葉で批判していた。
にじさんじライバーだけが被害にあったわけではない
9月の発表でANYCOLOR社は、「刑事事件化も視野に入れた毅然とした対応を実施していく所存」と表明(今回の発表で法律事務所や警察などと連携し法的対応を進めていると報告)。 同時に、二次被害を防止するために、虚偽情報の投稿等は控えるよう呼びかけていた。しかし、現在も該当する投稿が確認されていることから、今回の法的措置の発表に至ったという。 なお今回、新たな情報として、関係者への聴取や調査の結果、事件の被害者が「当社所属ライバーか否かを問わず、複数存在していることが明らかとなっております」と報告。 被害者がにじさんじライバーのみではないことが明確になった形だ。
KAI-YOU編集部