【MLB】ブレイク・スネルがナ・リーグのサイヤング賞を受賞 自身二度目
MLBは日本時間16日、サイヤング賞を発表し、ナショナルリーグはブレイク・スネル(パドレス)がキャリア二度目の受賞となった。 【動画|MLB公式番組】 今季のサイ・ヤング賞の行方を予想!「予想は簡単。ポイントは満場一致かどうか」 これまでに二度サイヤング賞を受賞しているのは、ロジャー・クレメンス(最多の7度受賞)など合計21人。スネルは22人目となる。また、ア・リーグとナ・リーグ両方で受賞したのは7人目であり、歴史上でも数少ない好投手の仲間入りを果たしたことになる。 このように素晴らしい栄誉を手にしたことは間違いないスネルだが、実は今季の成績はそれほど振るわなかった。 今季のスネルは32試合に投げて14勝9敗、防御率2.25。防御率の面ではリーグトップクラスの成績を残した。ただ、与四球率は4.95で、MLBデビューを果たした2016年以来、キャリア2番目に悪かった。ちなみに規定投球回到達者44人の中ではダントツでワーストである。 歴代で見ても今季のスネル以上に与四球率が悪かった投手は存在しない。フォーブスのウェイン・マクドナルド記者によれば、これまでの最悪は1958年のボブ・ターリー(当時ヤンキース)が記録した4.7。スネルはこれを大幅に更新してしまうことになった。考えようによってはそれほど四球を出しても制圧するほどの球威を持っていたと見るべきかもしれないが、少し不名誉な受賞になってしまったことは否めないだろう。 なお、投票を見るとスネルは1位票28票を獲得。残り2票の1位票はローガン・ウェブ(ジャイアンツ)とザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)に1票ずつ入った。また、メッツの千賀滉大は3位票、4位票をそれぞれ3票ずつ獲得し、サイ・ヤング賞投票7位につけている。
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