親が今年、定年退職します。今のまま賃貸暮らしを続けても大丈夫なのでしょうか?
家族で話し合いの機会を持つ
繰り返しになりますが、大切なことはシミュレーションをして、賃貸物件に住み続ける資産的背景があるのかを確認することです。 その他には、子どもの家族と同居して家賃の支払額を抑える。家賃の負担が重い場合には、不足額を子どもが資金援助をするという方法も検討する必要があります。 どの方法にするかは、今後はどこで、どのように暮らしていくのか、収入の面で不安はないのかを聞き、家族で話し合うことが大切です。よく、「いずれは親との同居を考えている」という話を耳にすることがあります。この場合も、「いずれ」はいつのタイミングにするのか等も話し合っておくことが大切です。 賃貸暮らしで不安を感じている人がいる一方、住宅ローンの負担や震災による倒壊など、持ち家による不安を感じている人もいます。大切なのは、親も子どもも不安を抱かずに生活を送れるようにすること。不安をできるだけ取り除くことです。 ぜひ、話し合いの機会を持ってみてください。 執筆者:飯田道子 ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト
ファイナンシャルフィールド編集部