メッツ、主役リンドアの逆転満塁弾で下克上を完遂!千賀滉大の登板はリーグ優勝決定シリーズにお預け メッツは史上初「PS6回以降に通算2本目の決勝グランドスラム」
◇9日(日本時間10日) ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 メッツ4―1フィリーズ(ニューヨーク) メッツ(第6シード)は地元の地区シリーズ第4戦でフィリーズ(第2シード)に勝利。シリーズを3勝1敗とし、9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。 主役の一振りで『下克上』を完遂した。1点を追う6回1死満塁。打席にはフランシスコ・リンドア遊撃手(30)。真ん中に入って来た160キロ直球を捉えた打球は、右中間フェンス奥の敵軍ブルペンに消えた。 逆転のグランドスラム―。ボールが飛び込んだフィリーズのブルペン陣が微動だにしない中、リンドアはまるで普通のホームランのように何のアクションもなく一塁へ走り出し、バットも放り投げず、雄たけびも挙げず。本拠地シティフィールドの満員観衆が割れんばかりの大歓声で沸き返る中、淡々とベースを一周し、ホームを踏んだ。 メッツ選手のポストシーズン(PS)満塁弾は、1999年地区シリーズ第1戦(ダイヤモンドバックス戦)でエドガルド・アルフォンゾが放って以来、ちょうど四半世紀ぶり2人目。これまでPSでの6回以降の決勝グランドスラムは13本あるが、2本目を記録したのは、今回のメッツが史上初だった。(写真はAP)
中日スポーツ