Juice=Juice、武道館で秋ツアーに幕 江端妃咲「(秋ツアー中に)コケるのがめっちゃ上手くなりました」
Juice=Juiceが、11月19日(火)に東京・日本武道館にて、9月から全国6会場・12公演を巡ってきた秋ツアー〈Juice=Juice Concert Tour 2024 TRIANGROOOVE2 Special〉の千秋楽を迎えました。 7,500人が詰めかけた本公演では、「トウキョウ・ブラー」で幕開け、竹内まりやの楽曲「今夜は Hearty Party」をカヴァーする新曲も初披露。中盤では“Cute”“Active”“Passion”の3テーマに分けて楽曲を披露するブロックをはさみ、“Juice=Juice”を掲げた終盤のブロック、アンコールと続いて全25曲を披露しました。 なお、新曲「今夜はHearty Party」のミュージック・ビデオは、11月20日(水)12:00よりJuice=JuiceのYouTube公式チャンネルで公開されています。 [ライヴ・レポート] ハロー!プロジェクトのJuice=Juice が19日、東京・日本武道館で単独公演「Juice=Juice Concert Tour 2024 TRIANGROOOVE2 Special」を開催した。7500人のファンを前に全25曲を歌い上げ、オンライン動画配信サービス「Hulu」での独占ライブ配信も実施。竹内まりやの楽曲「今夜は Hearty Party」をカバーする新曲パフォーマンスを初披露し、後輩のハロプロ新グループ・ロージークロニクルもバックダンサーとしてステージを盛り上げた。(Juice=Juiceのメンバー・入江里咲は、体調不良による活動休止のため欠席) 9月から全国6会場で12公演を巡ってきた秋ツアー「Juice=Juice Concert Tour 2024 TRIANGROOOVE2」の千秋楽となった本公演。オープニングBGMを受けて Juice=Juice・ロージークロニクルの総勢18人がクールに登場すると、会場に大歓声が響いた。 白黒のヒロイックな新衣装をまとったJuice=Juiceのパフォーマンスは「トウキョウ・ブラー」でスタート。「プラトニック・プラネット」に続く「今夜はHearty Party」の初披露では、シティポップ調のメロディに乗ったメンバーが会場の中央で呼吸を合わせ、軽やかなス テップを刻んだ。 Juice=Juiceがステージ裏へ戻ると、場内におごそかなインストゥルメンタルBGMが流れ、ロージークロニクルのメンバーがクールなダンスパフォーマンスでファンの視線を釘付けにした。 ライブ中盤では“3テーマ”に分けたブロックで多彩なパフォーマンスを展開。2018年10月に行われた日本武道館の単独公演「Juice=Juice LIVE 2018 at NIPPON BUDOKAN TRIANGROOOVE」では現リーダーの段原瑠々ら、当時の8人が“CUTE”“SEXY”“COOL”の3テーマでステージを盛り上げたが、2024年の秋ツアーでは、現体制のメンバーが当時を“再演”するステージングでファンを魅了した。 最初のテーマ“Cute”では、Juice=Juiceの9人による「POPPIN' LOVE」「禁断少女」に続き、工藤由愛、江端妃咲、川嶋美楓の3人が「イニミニマニモ~恋のライバル宣言~」、Berryz工房のカバー「ライバル」で愛嬌を振りまいた。 次のテーマ“Active”では客席もステージに合わせて揺れ、Juice=Juiceの9人は「地団駄ダンス」でコミカルに、「ポップミュージック」でリズミカルに躍動。サブリーダーの井上玲音は特技であるボイスパーカッションの音色を轟かせ、有澤一華、石山咲良と共に歌った「あばれてっか?! ハヴァグッタイ」では有澤が特技のバイオリンを披露し、メロン記念日のカバー「This is 運命」では3人が様々な表情を浮かべた。 続くテーマ“Passion”では、Juice=Juiceが9人で「ノクチルカ」「全部賭けて GO!!」を披露。段原、松永里愛、遠藤彩加里の3人は「Va-Va-Voom」に続く、C-uteのカバー「情熱エクスタシー」の曲中で「Juice!」と連呼してファンを鼓舞し、クラップで会場の一体感を高めた。 本編は終盤となり“Juice=Juice”を冠するブロックでは、9人が7曲連続のパフォーマンスでスパートをかける。 有澤のバイオリンが響いた「Future Smile」、井上のボイスパーカッションが冴え渡った「STAGE~アガッてみな~」などに続く「GIRLS BE AMBITIOUS」では、1人ひとりをフィーチャーする歌詞に沿って、メンバーが次々と個性豊かにアピール。本編最後の「Fiesta! Fiesta!」ではステージ上で何度も炎が噴き上げ、情熱的なパフォーマンスを前に、ファンのボルテージも急上昇した。 暗転したステージを前に、客席では「Juice!」「もう1杯!」のアンコールが繰り返される。 熱意ある声援を受けて、再びステージに登場したJuice=Juiceの9人は「がんばれないよ」を披露。ここまで23曲をめまぐるしく展開してきたグループにとって、本公演で最初で最後となったMCでは、メンバーがそれぞれの感想を語った。 Juice=Juiceの音楽で「心が救われている」と話した川嶋は、自分たちのパフォーマンスが「明日から頑張るきっかけになれば」と吐露。2024年秋ツアーで慣れない煽りを任せてもらったという遠藤は、先輩メンバーから「煽りよかったね」と褒められたと伝え、石山は「入江さんも帰ってきて10人の完全体で、もっともっと大きいステージをJuice=Juiceでめざしていけるように」と決意を新たにした。 江端は本公演でも披露した「イニミニマニモ~恋のライバル宣言~」の振り付けで「(秋ツアー中に)コケるのがめっちゃ上手くなりました」と愛嬌あるエピソードを明かし、有澤はJuice=Juiceを自身の「居場所がある場所」と表現。松永は出身地の大阪でライブビューイ ングで見ていたという過去の「TRIANGROOOVE」を「まさか再演して、自分が出る側になるなんてそのときは思っていなかった」と、しみじみ振り返った。 工藤は公演中に“Cute”のブロックを担当したことから「キュートを自分の中で強みにできるコンサートだったと思ったので、得たことをいかして、またかわいい姿を研究してお届けできたら」と意気込み、井上はファンの顔を見ながら「幸せになろうね!」とアピール。段原は「6年越し」での「TRIANGROOOVE」再演にあたって、当時と髪型を「一緒にしていました」と明かし、2024年秋ツアーの千秋楽として「Juice=Juiceが続いているんだと実感しながらのコンサートでした」と笑顔で思いを届けた。 公演の時間も残りわずかとなり「この世界は捨てたもんじゃない」に続き、フィナーレを飾ったのは未来を連想させる「Goal ~明日はあっちだよ~」。最後の曲ではロージークロニクルのメンバーもステージに集結し、晴れ晴れとした空気感のまま公演は大団円を迎えた。 なお、本公演で初披露された新曲「今夜はHearty Party」のMVは、20日の12時よりJuice=JuiceのYouTube公式チャンネルで公開。2025年1月2日からは、ハロプロメンバーによるコンサートツアー『Hello!Project 2025 Winter Fes.「各」「合」』がスタートする。