「日本人と結婚した韓国人男性」が青ざめた…妻が隠していた総額300万円以上の「衝撃の借金」の中身
総額300万円以上、妻の「借金の中身」
「妻は一時期、とあるK-POPグループにハマって頻繁に渡韓していたんです。契約社員として働いてもいたので大目に見ていたのですが、実は推し活のためにあちこちで借金をしていたのです。借りていた先はカードローンと消費者金融を含めたおよそ5カ所で、総額は300万円ほどに上っていました」 妻がハマっていたのは、BTSの少し後にデビューした某男性グループ。妻はファンミーティングやライブのために頻繁に渡韓し、旅費とファンとの交際費、グッズ購入費などで月に50万円以上を借金していたのだった。 イさんは韓国に出張することも多かったが、ソウルで妻とばったり鉢合わせることも少なくなかった。 「『今韓国にいるんだけど、家にグッズや何やらが届くから受け取っておいて』などと連絡が来て、『いや俺も今ソウルにいるから』というやり取りが何度かありました。また妻はファンクラブの幹部でもあり、自宅にはつねに会員に発送する物品の入ったレターパックや段ボールが大量に積み上げられている状態でした。今思うと確かに度が過ぎており、私も妻を咎めることができなかったことを反省していますが……」 イさんが妻に推し活をやめるよう迫ると、妻は「私の生きがいを奪うな!」と反論し、まともな話し合いができなかった。 ならばせめてと、借入先と月々の返済額を把握するようエクセルで管理。イさんのほうが収入があったため、当面は返済に加えて家賃と妻の通信費を払うことで収めた。 * * * これで一件落着となればよかったのだが、その後もイさんの妻の推し活への散財はやむことがなかった。しかもイさん自身にも思わぬアクシデントが……。詳しくは後編記事〈日本人妻の「K-POP推し活」でできた多額の借金に悩まされ…韓国人夫が抱える「母国への苦い思い」〉でお伝えする。
安宿 緑(編集者、日韓翻訳者、ライター)