「負担増えている」発言、大谷翔平は3回繰り返した…ピッチクロックへの意見を米国メディアも注目「がっかりした」ケガ人続き、スター選手も不満
けが人、けが人、またけが人。 メジャーリーグでは開幕前、そして開幕して2週間も経っていないうちに、エース級の投手の戦線離脱が相次いでいる。 【現地写真】「うわ…すごい負担だ」シカゴでも“サイン攻め”にあう大谷翔平「ベッツとハグ、大谷ホームラン→仲良しテオの“ヒマワリの種攻撃”にビックリ!」などすべて見る(70枚超) ゲリット・コール(ヤンキース)、スペンサー・ストライダー(ブレーブス)、シェーン・ビーバ―(ガーディアンズ)、ユーリ・ペレス(マーリンズ)、フランバー・バルデス(アストロズ)といった一線級の投手たちが、ローテーションから離脱することになってしまった。 優勝争いに大きな影響を与えかねない故障が相次いでいることに対して、メジャーリーグの選手会は、昨季から導入されたピッチクロックが影響しているのではないか、という声明を出した。 メジャーリーグでは昨季から試合時間の短縮を意図して、走者がいない場合に投手は15秒以内、走者ありの場合は20秒以内に投球動作に入らなければならないというルールを定め、実際に時間短縮に大きな効果があった。そこに味をしめたメジャーリーグは、今季から走者がいる場合の制限時間を18秒へと短縮した。
「選手会」vs「MLB機構」
この“改革”は選手の健康を損ねているのではないか? そうした声が上がっていたが、メジャーリーグの選手会は、4月6日、「回復時間が短くなったことで、体への影響は深まっている」とし、「変化の影響を認めたり、研究したりするのにリーグが消極的なのは、選手にとって前例のない脅威だ」と容赦がない。 興味深いのは、選手会の声明に対してメジャーリーグ機構側が即座に反論したことだ。 「選手会の声明は、腕の怪我と高い相関関係にある球速と、スピンレートの上昇という経験的証拠と数十年にわたる重大な長期的傾向を無視している」 つまり、ピッチクロックよりも投手の出力増大が故障につながっていることを、「お前さん方、無視しちゃいけませんぜ」と反論を展開したのである。 もっとも、メジャーリーグ機構も「誰も投手の故障を望んでいない」とし、長期的なスパンでの故障者の増加について調査を行った結果、「ピッチクロックが故障を増加させたという主張を支持する証拠は見つからなかった」とした。
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