ジョコビッチ、パリ五輪以来約3週間ぶりの実戦で世界138位に快勝。連覇へ好スタート「全体的にはかなりいいプレーができた」[全米オープン]【テニス】
ジョコビッチ、ストレート勝利で連覇へ好発進
「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)は現地8月26日に大会初日を迎え、男子シングルス1回戦にパリ五輪金メダリストで第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク2位)が登場。ラドゥ・アルボット(モルドバ/同138位)を6-2、6-2、6-4で下し、大会連覇に向けて好スタートを切った。 【動画】パリ五輪金メダリストのジョコビッチが全米オープン1回戦を快勝 マッチハイライト 37歳のジョコビッチは、今季前半戦までタイトルから遠ざかっていたものの、左膝を痛めた後に出場したパリ五輪で悲願の金メダルを獲得。生涯ゴールデンスラム達成をした。全米オープンは2年連続18度目の出場。ディフェンディングチャンピオンとして迎え、男女通じて史上最多25度目のグランドスラム制覇を狙う。 1回戦の相手は34歳のアルボット。初対戦かつ、ジョコビッチにとっては約3週間前のパリ五輪以来となる実戦となったが、危なげない勝ち上がりだった。 サーブ、ストロークではいつもよりミスが多く出た印象だが、勝負所を抑えて第1セットは2度、第2セットは3度のブレークに成功してセットを連取。第3セットでは6本のダブルフォールトがありながらも、ブレークポイントを握らせないまま、第7ゲームのリードを生かしてストレートで試合を決めた。 試合後には、ショットのリズムが安定しなかったものの、「全体的にはかなりいいプレーができた」とコメント。クレーコートや芝コートでの戦いが続いており、久しぶりのハードコートでの試合となったが、「日に日にいいプレーができることを願っている。グランドスラムのいいところは、試合と試合の間に練習できる日があること。それが僕には必要。だから、明日は練習コートに行き、この試合中にうまくいかなかったことをもっと良くなるように努力し続けたい」とした。 パリ五輪以来の実戦をストレート勝利で飾ったジョコビッチは、2回戦で同じセルビアのラスロ・ジェレ(同109位)と対戦。過去2度対戦しており、いずれもジョコビッチがフルセットで勝利。昨年の全米オープン3回戦では4-6、4-6、6-1、6-1、6-3の逆転勝ちを収めている。
Tennis Classic 編集部