福島県のいわき信組迂回融資 2008~2011年で総額10億円超か 元職員の横領も発覚
本多理事長は「組合員や取引先、地域の人たちの信用を裏切ることになり申し訳ない。第三者委員会の調査を踏まえ、再発防止に努める」と語った。 ■「経営健全性問題なし」信組 いわき信用組合の2024(令和6)年3月期の前年度決算の自己資本比率は18・64%で、国が定めた国内行基準に求められる水準(4・00%)を上回っている。信組は迂回融資の経営面への影響について「健全性に問題はない」としている。 前年度決算まで2期連続でコア業務純益は9億円を上回り、収益力を確保している。今年度9月期の中間決算もコア業務純益は5億2千万円(前年同期比5%増)を計上し、中間期の最終利益は概算で5億円程度は確保できるとしている。