【高校サッカー香川全力応援】人間力を磨き、堅守“超”攻で頂点へ!「寒川」を応援したい5つのこと
4.サッカーに全力で向き合う姿勢は歴代トップ!寒川イレブン
チームの中心選手はキャプテン伊藤選手とGK谷山選手です。就任14年目の岡田監督が「今まで見てきたどの世代よりも真摯にサッカーに向き合っている」と評する今年のチームの中で、精神的支柱を担います。真剣に練習に取り組まない選手がいると時には厳しい言葉を投げかけ、選手間で高め合っています。 2時間の練習時間に加えて、選手たちは朝晩毎日欠かさず自主練習を行っています。中でも田北選手と吉永琉惟選手(3年)は朝5時からシュート練習に励んでいます。岡田監督は宿直の日の朝、彼らのシュート音で目覚めるそうです。
5.チームを奮い立たせた応援団長の涙
応援団長の背番号56番・中野優心選手(3年)。リーグ戦などでスタメン出場する中心選手でしたが、今年9月に右膝の半月板を損傷。選手権全国大会は応援席の最前列で、声でチームを鼓舞します。 夏の県総体3回戦で敗退した後、立ち直ることができずリーグ戦で3連敗を喫します。そんな中追い打ちをかけるように中野選手の大ケガが判明。涙する中野選手の姿に奮い立たされたチームメートは結束し、負ければ4連敗となる試合で3-0の快勝。さらに「中野を全国へ!」という思いで結束し、勢いそのままに香川県の頂点まで駆け上がりました。 CB廣畑寛汰選手(3年)は今大会ここまでの全試合、自分のユニホームの下に56番のユニホームを着用して出場しました。中野選手の想いも胸に、寒川イレブンがピッチで躍動します。 寒川の初戦は12月29日に行われる札幌大谷との1回戦。今年のチームが全国大会で掲げる新たなスローガンは『乗り越えろ』。激戦のCブロック、一戦一戦を堅守“超”攻で乗り越えて、その先に新たな歴史を創ります。 (取材・文 高校サッカー選手権民放43社/西日本放送)