見たくない&見せたくないシーンのある映画。このサイトでチェック
ちょっと前にとある映画を見て、ビックリする経験をしました。 PG-12だから過激な表現はないだろうと油断していたら、初っ端から激しい絡みシーンがあり、その後も下ネタを連発。予告編ではそのような内容には一切触れられておらず、どちらかというとさわやか青春映画みたいに紹介されていました。 途中退席する人もいるし、劇場が明るくなったときにはハッキリと文句を言っている人もいました。海外ではR指定の作品だったみたいですが、それでも「騙された! 」「子どもを連れて行ってしまった」といった怒りの声が多数寄せられていました。 私はネタバレを避けるために前情報を入れたくないのですが、レーティング以外での内容のすり合わせが必要になってきたんだな、と感じた体験でした。 そしたら、ピッタリなサービスを発見。映画を観る前に苦手な表現を調べる「milma」です。
苦手なシーンがあるか事前に調べられる
「milma」は、作品に苦手なシーンが含まれているかどうか検索できるサイトです。 例えば犬や猫が殺されるか。子どもが酷い目に遭わないか、暴言、激しい暴力はあるか…など。 3週間以内に公開されている作品がトップに表示されるだけでなく、映画名検索もトリガー(苦手な表現)から選ぶことも可能です。
信憑性の高さはユーザー次第
「milma」は、米国発の「does the dog die」というサイトと提携しているクラウドソーシングサービスです。 ザッと見てみましたが、情報の信憑性には多少の偏りがある気がしました。 トリガーの項目は多岐にわたりますが、それらが含まれるか含まれないかは、ユーザーの判断に委ねられているようなのです。 そのため、何かが死ぬ or 死なないといった明確な事象については信憑性が高いものの、トラウマを引き起こす発言や行動といった受け手の主観によって判断がされるものは、不確実性が高まると感じました。 また、私が学生時代に繰り返し鑑賞した映画『スピード』は、「オートマトノフォビア(人間そっくりなロボットに対する恐怖)がある」とされていますが、具体的にどのシーンを指しているのかがいまいちピンときませんでした。私が鈍感なのか、何か誤解があるのかもしれません。 気になったので、試しに「オートマトノフォビア」で検索してみると、『カンフー・パンダ』や『プラダを着た悪魔』『ランボー 怒りの脱出』も含まれていたので、謎は深まるばかりです。
絶対に避けたいものだけ検索するのがいいかも
信憑性の高さには疑問がありますし、いろいろと気にしすぎると、いい作品と出会うチャンスを逃してしまう可能性が高いです。 なので、絶対に避けたいトリガーだけチェックするのがいいかも。 例えば、冒頭で触れた作品は、トリガーで検索するとちゃんと出てきたので、ある程度の判断指針にはなりそう。 活用方法を考えながら、映画ライフを楽しみたいですね。 Source: milma
中川真知子