CSUPスタートアップビジネスプランコンテスト/埼玉県
資源の再活用を目指す「サーキュラーエコノミー」に関わるビジネスを行う県内企業などがアイデアを競い合うコンテストが12日さいたま市で開かれました。 「サーキュラーエコノミー」とは、日本語で「循環型経済」と訳され、経済活動のなかでこれまでは廃棄されていた製品や材料などを「資源」と考え再活用し、循環させる経済システムのことを言います。 「サーキュラーエコノミースタートアップビジネスプランコンテスト」は、環境問題などの解決に繋がるビジネスを支援しようと県が初めて主催しました。 コンテストでは、「サーキュラーエコノミー」に関わるビジネスを行っている19の県内企業や個人の中から最終審査に選ばれた8社の代表者がプレゼンテーションを行いました。 ファイナリストからは、使用済みの紙おむつが埋め立て処理や、焼却処分されてしまう課題の解決案として、紙おむつを特殊な技術で粉砕・洗浄し紙パルプなどに再利用できる技術が紹介されたほか、これまでは処分されるか、牛の飼料となっていた醤油を絞ったときに残る醤油かすを加工し、燻製材として販売する案などが発表されていました。 最優秀賞には、天井や壁に使われる建築材料の石膏ボードをリサイクルして、再び同じ製品として製造する事業が選ばれ、大野県知事から賞金100万円のほか、記念のトロフィーなどが贈られました。