小学生の入浴料を過大徴収 延べ6927人分
長野県伊那市の3施設、返金受け付け
伊那市は10日、市内の3カ所の入浴施設で昨年10月以降、小学生から誤って100円高い入浴料を取り続けていたと発表した。取り過ぎは今月9日までで延べ6927人分の計69万2700円に上る。17日から来年1月末まで返金の申し出を受け付ける。 3施設は「みはらしの湯」(西箕輪)と「さくらの湯」(高遠町)、宿泊施設「仙流荘」(長谷)。燃料費高騰や電気料金値上げを受け、昨年10月に中学生以上の入浴料を500円から600円に引き上げた。それ以降、小学生からも100円多い400円を受け取っていた。 市観光課は、3施設を指定管理する第三セクター「伊那市観光」との間で認識に違いがあったとし、謝罪した。返金申し出は各施設か市観光課の窓口で受け付け、書類を確認した上で後日返金する。