【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、今季開幕前のオフシーズンにロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント（FA）になった後、ドジャースと10年総額7億ドル（約1099億円）の超大型契約を結んだ。ニューヨーク・ヤンキースのフアン・ソト外野手が正味現在価値（NPV）で大谷を超える可能性があると、米メディア『ESPN』が報じている。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　大谷はドジャースとの契約により、これまでメジャー史上最高額を保持していたマイク・トラウト外野手（ロサンゼルス・エンゼルス）の12年4億2650万ドルを超えた。NPVの観点から見ても、インフレなどを考慮しない場合の大谷のNPVは4億6000万ドル（約722億円）とされ、この金額でもトラウトを超えている。しかし、2024シーズン終了後のオフシーズンに、大谷の記録を塗り替える者が現れるかもしれない。 　同メディアは、ソトの代理人がスコット・ボラス氏であることを考慮し、ヤンキースと再契約を結ぶのではなく、FA市場で契約を得る方を選ぶと予想。28人のMLB幹部、代理人、関係者にアンケートを取り、ソトの今冬の契約がどうなるかを調査した。その結果を踏まえ、同メディアは「回答者の半数が5億ドルから5億9900万ドル、さらに3人が6億ドルを超えると予想した。つまり、回答者28人のうち17人にあたる61％が、ソトは今冬に少なくとも5億ドルを球団から得られると考えていることになる。これは現在価値としては最高記録となる。大谷がドジャースと結んだ10年契約のNPVは4億6000万ドルだった」と報じている。