【RIZIN】旧知の仲である武田光司と新居すぐるが激突「僕らの格闘技の生き様を見てもらえたら」(新居)「人として大きな試練だと思っています」(武田)
2024年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN DECADE』の記者会見が、5日(木)都内にて行われた。 【写真】ガッチリと握手を交わした武田と新居 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、武田光司(フリー)vs.新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)が決定。 武田は、2024年3月のフェザー級初戦で萩原恭平に判定勝ち。6月、無敗のラジャブアリ・シェイドゥラエフに1R リアネイキッドチョークで無念の一本負け。10月にビクター・コレスニックとの対戦が決まっていたが、コレスニックが感染症を罹患し緊急手術を行ったため中止となっていた。 新居は、2022年7月にハンセン玲雄を、2022年12月に高木凌をいずれも1Rにアームロックで仕留めると、2023年6月の『RIZIN.43』北海道大会では、かつての練習仲間の飯田健夫を1RでKO。9月のPANCRASE第10代フェザー級王座決定戦では亀井晨佑を2Rにセンタク挟みで仕留め、王座に就いている。大晦日には弥益ドミネーター聡志を右フックでマットに沈め、全てフィニッシュして5連勝を飾っていたが、7月の摩嶋一整戦でリアネイキドチョークを極められ連勝がストップ。 会見ではまず新居が「今回の対戦相手の武田光司なんですけれど、格闘技をやる前から僕らのセキュリティに入ってきて、ずっと仲もよくて。先に武田が格闘技やりたいですって言ってからすぐに芽を出してDEEPで王者になって。僕は結構あとにパンクラスでベルトが獲れて、成績では武田の方が上で僕も尊敬したんですけれど。去年の大晦日に僕が勝った時も一人でクラブまで来てくれて『おめでとうございます。僕もいつかすぐるさんとやりたいです』と言っていて。その1年後にこうやって大晦日で、しかもRIZIN10年目のこんな大きな大会で武田と出来るのは感慨深いと言うか。こんなところで出来るんだったら思い切り試合をしたいと思っています。僕らの格闘技の生き様を見てもらえたら嬉しいです」と、2人の関係を話す。 続けて武田が「今回すぐるさんと試合が決まって。僕も格闘技で活躍したいと思って食っていきたいと思って、インストラクターだけでは生計が保てなくて、それで働いた場所のクラブにすぐるさんがいて。他にも面倒を見てもらった兄貴たちがいて。そういう好きなお兄ちゃんと言うか、プライベートでも関りのあるすぐるさんとこんなにすぐに試合をするとは思っていなかったんですけれど、ファイターとして巡り合わせというのがあるのかなと思って。ここで絶対に勝たないといけない、戦わないといけないのは人として大きな試練だと思っています。ここで勝って人としてもそうだし、ファイターとしても成長出来たらいいなと思っています。すぐるさん、よろしくお願いします」との想いを語った。 互いの印象を聞かれると、武田は「アームロックとセンタクバサミ。スタンドも警戒しないといけないところがある。それくらいです」、新居は「何回も練習しているのでいろいろ強さも分かっているんですけれど体力が凄い。あと立ち技も寝技も何でも出来るので判定までいったら絶対に勝てないし、僕が勝つとしたらすぐにパンチか寝技で極めるしかない。あと武田の一番の強さは顔がめっちゃデカいので打たれ強いっていう。フェザーに落としても顔のデカさが変わらないので、コイツ本当に減量しているのかなって思うくらい顔がデカくて。その打たれ強さに注意して殴り合いたいと思います」と評した。 2人の関係が試合に影響することはないのか、と聞かれると新居は「僕は去年の北海道大会で親友と試合して、サッカーボール蹴りしてそこから連絡取れなくなってしまっているので、もう慣れましたね。全然大丈夫です」とのエピソードを披露した。 武田も「僕もそういう感情は特にないですね。正々堂々と戦って、それはすぐるさんも一緒だと思うし、僕も全く同じなので知り合いだからとかは関係ないです。あと僕はプライベートはプライベート、試合は試合なので、試合が終わってどんな結果になろうとも、連絡がとれないって言っていましたけれど僕はそういうのないです。試合は試合で正々堂々と戦って、プライベートは応援したいなと思っております」と答えた。
ゴング格闘技
【関連記事】
- 【RIZIN】伊澤星花がRENAに辛辣コメント「試合が決まりそうになるといつも逃げちゃう」榊原CEOはRENAを擁護「逃げたわけじゃない。また実現させられればいいなと思う」
- 【RIZIN】平本蓮の「年末だし稼ぎますか」に榊原CEO「試合をする可能性がないとは言わない」が「ぎりぎりまで調整したい」
- 【RIZIN】堀口恭司がズールーと初防衛戦「映像を見たらいい選手だなと。マジでぶっ飛ばします」今後の契約について榊原CEOがコメント
- 【RIZIN】サトシvs.ケラモフ、堀口恭司vs.ズールーで王座戦! 元谷友貴vs.秋元強真、伊澤星花はぱんちゃん破ったアプデルガリムとノンタイトル戦、MMAで大雅vs.梅野源治も
- 【柔術】髙田延彦がヒクソン・グレイシーから柔術の茶帯を授与「柔術、セルフディフェンス、MMA──この3つは繋がっている」(高田)