『プライベートバンカー』に上杉柊平、土屋アンナら出演へ 唐沢寿明&鈴木保奈美が再共演
2025年1月9日よりテレビ朝日系で放送がスタートする唐沢寿明主演の木曜ドラマ『プライベートバンカー』の追加キャストとして、鈴木保奈美、上杉柊平、土屋アンナ、MEGUMI、安井順平、吉田ウーロン太、夏木マリ、橋爪功の出演が発表された。 【画像】『プライベートバンカー』タイトルロゴ 本作は、唐沢が凄腕のプライベートバンカーに扮するマネーサスペンス。プライベートバンカーとは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリスト、いわば“マネーのプロフェッショナル”。しかし、請け負う仕事はそれだけに留まらず、ビジネスの助言から家族間の揉め事まで、富や権力、名声を持つ富豪たちの資産や利益を守るためなら“何でもやる”存在だ。 唐沢が演じるのは、資産10億円以上の大富豪しか相手にしない凄腕プライベートバンカー・庵野甲一。資産7000億の大富豪、天宮寺アイナグループの社長からプライベートバンカーの依頼を受け、最初の要望に向けて動き出すが、それは社長がこよなく愛するだんご屋の窮地を救ってほしいというものだった。しかし、だんご屋の社長は店の存続が危ぶまれる中、金融知識が全くないがために投資詐欺に引っかかってしまい、多額の借金を背負うことに。そんな絶望の淵に立たされるだんご屋の社長に、庵野はある提案を持ちかける。 だんご屋の社長・飯田久美子役を演じるのは鈴木。主演の唐沢とは、1992年に放送されたドラマ『愛という名のもとに』(フジテレビ系)で共演して以来、地上波ドラマとしては33年ぶりの共演となる。久美子は庵野との出会いをきっかけに、お金について学びたいという思いを抱き、庵野の助手を志願。金融知識ゼロから庵野の隣りでさまざまなお金にまつわる問題に向き合いながら、知識を身に付けていくことに。「私自身もほぼ金融知識がないので、勉強させていただくとてもいい機会だなと思っております。久美子さんは視聴者の方々の目線に一番近い存在だと思うので、ぜひ共感していただければ」と語る鈴木。共演する唐沢とは「『コメディと捉えていこう』とお話をしていました」と明かし、「特に私の登場するパートは、お金のプロフェッショナルである庵野さんに対して、久美子さんは金融の素人代表みたいな人なので、先生と生徒のような感じを出していけたらいいなと思っています」と語った。 庵野が信頼する助手・御子柴修を演じるのは、『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)や『となりのナースエイド』(日本テレビ系)の上杉。御子柴は、高い金融知識を持ち、庵野の目的遂行のために黒子のように動く頼もしい存在だ。久美子が加わってからは、手取り足取り教える先輩としての一面も。「僕自身お金が好きなので(笑)、脚本は素直にとても面白かったです。どのように映像化されるんだろうということを含めて、わくわくしました」という上杉は、唐沢との共演にも喜びを感じているようで、「どうやったら作品が面白くなるのか常に全力で考えていらっしゃる方なので、安心して一緒に作品に向き合っていきたいと思います」と気合い十分。また、「唐沢さん演じる庵野の異質感は、ちょっと不気味ながらも、その不思議な感じに引きつけられるんじゃないかなと思っています」と魅力も語った。 土屋が演じるのは、天宮寺の長女で、「天宮寺アイナグループ」の常務取締役・天宮寺沙織役。沙織は強気な性格で次期社長の座を狙うも、絶対的権力者の母には頭が上がらないようで、土屋は「出演する全員実力があり、それぞれのカラーがある人たちが集まっているので、画面に映った時にはものすごいパンチ力になるんだろうなと思って楽しみ!」とコメントを寄せた。 MEGUMIが演じるのは、天宮寺家の長男の妻・天宮寺果澄。一族の前では夫を支えるしとやかな妻の姿を見せながら、実は裏の顔も持つ人物だ。MEGUMIは「唐沢さんはもちろんレジェンドですし、多くを語らない演技でとても深みがあるという印象で、また久々にお芝居でご一緒できることが大変光栄」とコメント。 お笑い芸人から俳優へ転身した経歴を持つ安井は、天宮寺家の長男で、「天宮寺アイナグループ」の常務取締役・天宮寺努役に。「レギュラー出演者の平均年齢がとても高いですが、百戦錬磨のベテランの方たちが揃っているということでもあるので、“渋エンターテインメント”を目指したいなと思っています(笑)」と熱く意気込む。 コントグループ・フラミンゴのメンバーで、俳優、脚本、声優としても活動する吉田が演じるのは、天宮寺家の次男で議員の天宮寺昴。「キャストがすごいなと驚きました。そんな方々と僕が一緒に仕事をするの!?という衝撃で、頭が混乱しましたが、僕もその世界に入れると思ったら興奮しました」と語り、衝撃を受けつつも本作への意欲をにじませた。 「天宮寺アイナグループ」副社長ながら実権を握り、会社でも一族の中でも絶対的存在として君臨する母・天宮寺美琴役を務めるのは夏木。「最初に脚本を読ませていただいた時は、笑いましたし、『好きかも!』と直感で思いました」と本作の印象を語った。 庵野をプライベートバンカーとして一族の中に引き込む大資産家で、「天宮寺アイナグループ」の社長・天宮寺丈洋を演じるのは橋爪。「スタッフの人たちがいい作品を作っていただけるのが一番いいかなと思っています。使っていただけるだけで『ありがとうございます』という気持ち」と謙虚にコメント。しかし、実権は妻・美琴に奪われて半ば隠居生活を送りながらも、一族の中にプライベートバンカー・庵野を送り込み裏で糸を引く。 あわせて、唐沢をはじめとする俳優陣が揃うメインビジュアルも公開。光と影が同居する空間に、バックには巨額の金が積み上げられ、全体に札束が舞う中、中央に佇む唐沢を囲うように並ぶ、鈴木、上杉をはじめ、天宮寺一族を演じるキャストたち。一見、穏やかに見えながら、それぞれが何か思い企んでいる様子が切り取られている。 ■コメント 鈴木保奈美(飯田久美子役) 今回私が演じる久美子さんは金融知識が全くないという役ですが、私自身もほぼそういった知識がないので、勉強させていただくとてもいい機会だなと思っております。久美子さんは視聴者の方々の目線に一番近い存在だと思うので、ぜひ共感していただければ。 唐沢さん演じる庵野に対して最初に抱いた印象は、『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造です(笑)。唐沢さんとは「コメディと捉えていこう」とお話をしていました。特に私の登場するパートは、お金のプロフェッショナルである庵野さんに対して、久美子さんは金融の素人代表みたいな人なので、先生と生徒のような感じを出していけたらいいなと思っています。 ドラマを楽しんでいただきながら、劇中で出てくる分かりやすい例でお金の基礎を学ぶことができると思うので、ちょっとしたヒントを受け取っていただけたらなと思っております。 上杉柊平(御子柴修役) 僕自身お金が好きなので(笑)、脚本は素直にとても面白かったです。どのように映像化されるんだろうということを含めて、わくわくしながら、あっという間に読み進めていました。 主演の唐沢さんは、お芝居のことを含め、いつもいろいろ気にかけて声をかけてくださる本当に素敵な先輩なので、今回ご一緒できることがとても楽しみです。何をやっても絶対に返してくださいますし、どうやったら作品が面白くなるのか常に全力で考えていらっしゃる方なので、安心して一緒に作品に向き合っていきたいと思います。また、唐沢さん演じる庵野の異質感は、ちょっと不気味ながらも、その不思議な感じに引きつけられるんじゃないかなと思っています。 脚本を読んだときに、僕自身「自分だったらどうしよう」とずっと考えてしまったように、この作品ではお金に関して現実でもあり得る出来事が次々と起きていきます。自分の身に置き換えて震えながら楽しんでもらってもいいと思いますし、金融知識を学んだり、またプライベートバンカーが解決に導いていく様を、単純にエンタメとして楽しんでいただいたりしながらご覧いただければなと思います。素敵な作品になるように頑張ります! 土屋アンナ(天宮寺沙織役) これまで金融やお金がテーマの作品に携わったことがなかったので、最初に脚本を読んだ時は、「こうなっているんだ!?」と学びとしての驚きが大きかったです。情報がものすごく盛り込まれていて面白いなと感じました。私たちは普段、資産家って表向きのことしか知らない中、表も裏も描かれていて、ある意味夢もあるし、裏での戦いも興味深く見られると思います。 唐沢さんをはじめ、今回出演する全員実力があり、それぞれのカラーがある人たちが集まっているので、画面に映った時にはものすごいパンチ力になるんだろうなと思って楽しみです。中でも夏木マリさんは、映画『さくらん』(2007年)以来の共演で、ドラマでは初めてなのですが、常にかっこ良くて個性が際立ち、また人に優しく自分に厳しいマリさんとまたご一緒できるのは、嬉しいです。また、気さくに話せるMEGUMIちゃんともまた共演できるので、より一層楽しい現場になるだろうなと思っています。 ストーリーも面白いですし、登場人物も個性があり魅力的で、これまでにないドラマになると思います。年齢問わずのめり込んでしまう作品を作れたらいいなと思っているので、お楽しみに! MEGUMI(天宮寺果澄役) 「お金」に憑りつかれた人たちの醜さとか、そこから来る情けなさなどが露呈して、それをきっかけに成長する人もいれば、落ちていく人もいるという、人間のギリギリなところをエンターテインメントとして描くというのが、とても面白いと思いました。また、お金の勉強にもなる情報要素もあり、これまでありそうでなかったドラマだなと感じました。 唐沢さんとは10年ほど前に一度ご一緒させていただきましたが、唐沢さんはもちろんレジェンドですし、多くを語らない演技でとても深みがあるという印象で、また久々にお芝居でご一緒できることが大変光栄ですし、楽しみです。 また夏木さんとは共通の知人が多く、偶然お会いする機会もあり、また取り組まれている活動もとても格好いいなと思っていた方なので、今回、初共演できることが楽しみです。ほとんどのキャストの方がご一緒するのが初めてで、そういう機会もあまりないので、とてもわくわくしています。 人の醜さや、物語の展開もとても強烈で、見ていて感情が揺さぶられるような作品になると思います。ぜひ日常の傍らに置いて、ドキドキハラハラを楽しんでもらいたいなと思います。 安井順平(天宮寺努役) 脚本を読ませていただき、漠然とした表現ですけど「ゴリっとしてるな」という印象を受けました。資産家のお金にまつわる話で、自分には無縁な世界ですが、面白そうだなと思いましたね。 唐沢さんには以前共演した際にお伝えした記憶があるのですが、うちの母親が唐沢さんのファンなので、今回共演させていただくことで、親孝行に直結するというシステムです。 MEGUMIさんとも共演はありますが、ほとんどのキャストの方が初めましてで、しかも錚々たるメンバーが勢ぞろいされていて圧倒されています。僕がずっとテレビで見ていた方たちなので、いまだにお会いすると「芸能人だ!」と思ってしまいます。 今回レギュラー出演者の平均年齢がとても高いですよね。その時点で渋いなと。でも、平均年齢が高いということは百戦錬磨のベテランが揃っているということでもあるので、“渋エンターテインメント”を目指したいなと思っています。他のキャストが目指したいと思ってるかどうかはまた別の話です。ご期待ください。 吉田ウーロン太(天宮寺昴役) お話をいただいた際、まずキャストがすごいなと驚きましたね。そんな方々と僕が一緒に仕事をするの!?という衝撃で、頭が混乱しました。同時に、僕もその世界に入れると思ったら興奮しましたし、脚本を読んで様々な面で面白いなと感じました。お金や金融に関する知らなかったことを学べる楽しさもあるし、人間ドラマの奥深さやちょっと浮世離れした資産家一族の景色など、いろんな発見があって脚本を読んでいるだけでわくわくしました。 唐沢さんは一方的に拝見していて、勝手に知り合いみたいな気持ちになっていましたけど今回が初共演です。庵野は捉えどころがない役なので、自分だったら難しい役だと思いますが、唐沢さんは魅力的に演じるんだろうなと思っていて、とても楽しみです。 新しい情報を知ることができるし、知らなかった世界を見ることもできるし、エンターテインメントとして楽しむこともできる。老若男女に楽しんでもらえるような作品になるんじゃないかなと思っています。ぜひご覧ください。 夏木マリ(天宮寺美琴役) 最初に脚本を読ませていただいた時は、笑いましたし、「好きかも!」と直感で思いました。また、この間たまたまテレビを見ていたら、プライベートバンカーの方にインタビューしている番組があって、「いよいよ来たな」と思いましたね。 庶民にはお金持ちの気持ちが分からないですよね。だから、普段知ることがないそういった部分を演じられたらいいなと思っています。一見「悪」に見えるかもしれないけど、その裏に人間味や執着心、そしてその人なりの人生設計などが見えたら面白いかなと思いますね。 唐沢さんはビンテージカーがお好きですが、ビンテージカーは修復して、メンテナンスしてこそだと思うので、我が家=天宮寺一族を修復してくださる方としてはぴったりなんじゃないかなと思っています(笑)。 私個人としてはテレビ朝日の木曜ドラマに初めて出させていただくので、とても楽しみにしていますし、ストーリーもとても面白いので、ぜひ皆さんにご覧いただきたいと思います。 橋爪功(天宮寺丈洋役) 演出家も含めて、スタッフの人たちがいい作品を作っていただけるのが一番いいかなと思っています。だから自分が演じる役をこうしたいなどのわがままな欲望はなく、使っていただけるだけで「ありがとうございます」という気持ちです。なので、なるべく皆さんのお邪魔をしないように努めたいと思います。
リアルサウンド編集部