大ヒットから38年。映画『トップガン』出演者の現在とは? 咽頭がんにより「声を失った」俳優は最新AI技術で撮影に参加
1986年に公開され、今もなお多くの人から愛されている映画『トップガン』。同作は、トム・クルーズがハリウッドスターの仲間入りを果たすきっかけとなり、ヴァル・キルマー、メグ・ライアン、アンソニー・エドワーズらの出世作ともなった。 【写真】「最強DNA」をもったトム・クルーズの美人娘が「可愛すぎる」と話題に 先週に続き、2週連続で金曜ロードショーにて放映された大ヒット作を祝して、今回は、大ヒット映画『トップガン』出演者3名の現在をご紹介!
ヴァル・キルマー/アイスマン役
マーヴェリックの最大のライバルであり、後に親友のひとりとなるアイスマンを演じたヴァル・キルマー。最後の緊急出撃命令のあとには二人で抱き合い、お互いを認め合うシーンには胸が熱くなった人も多いのでは? 【そして現在は・・?】 アイスマン役でその名を世に知らしめたヴァルは、映画『ドアーズ』や『バットマン フォーエヴァー』で主役に抜擢。2021年には、自身の半生を追ったドキュメンタリー映画『ヴァル・キルマー 映画に人生を捧げた男』が公開されている。しばらくヴァルの健康状態についてさまざまな噂が飛び交い、彼の姿が見えなくなっていったが、2020年4月に咽頭がんとの闘いから生還したことが明らかとなった。しかし残念なことに、気管切開のチューブと栄養チューブが必要になり、事実上かつてのように話すことができなくなっている。 そして『トップガン マーヴェリック』には、太平洋艦隊司令官となったアイスマンとして出演。マーヴェリックとはタイピングでコミュニケーションをとり、会話の声はAI技術を使ってヴァルの本当の声から再生されたものだと、ノースイースタン大学がリリースを発表している。
メグ・ライアン/キャロル役
メグ・ライアンは、天真爛漫なグースの妻キャロル役として出演。 グースが亡くなった後、自責の念に駆られるマーヴェリックに「あの人はあなたと飛ぶのが好きだった」と伝えたシーンは、印象的だったはず。 【そして現在は・・?】 同作で注目を浴びたメグは、映画『インナースペース』や『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』に出演。2015年の映画『涙のメッセンジャー 14歳の約束』では監督デビューも果たした。 しばらくスクリーンから離れていたメグだが、2023年には自身が脚本・監督・製作を手がけたロマンティック・コメディ『What Happens Later(原題)』で復帰している。