朝鮮追悼碑撤去、論評せず 官房長官「群馬県にお尋ねを」
林芳正官房長官は29日の記者会見で、群馬県(山本一太知事)による朝鮮人労働者追悼碑の撤去への受け止めを聞かれ、論評を避けた。県が関連訴訟の最高裁判決を踏まえて行政代執行での撤去を決めた経緯に触れ「群馬県の方でそういう判断をされた。詳細は県庁にお尋ねいただきたい」と述べた。 高崎市の県立公園「群馬の森」の追悼碑撤去を巡っては、植民地時代に朝鮮人労働者が過酷な労働を強いられて犠牲になった歴史を消し去る動きだと市民団体などが批判している。林氏は「設置者が条件に違反する行為を繰り返したことで不許可になったと聞いている」と指摘した。