生徒が活躍できる高校を 厚狭明進高開校へ準備室の設置式【山陽小野田】
厚狭高と田部高(下関市)を再編統合する厚狭明進高の開校に向けた準備室の設置式が1日、厚狭高で開かれた。今後、両校の教職員が一丸となり、それぞれの特色を生かした教育方針などを定めていく。 厚狭明進高は、県教育委員会の県立高校再編整備計画に基づき、現在の厚狭高北校舎に開設する。進学や就職など多様な進路希望に応える普通科と、服飾、食物、保育など家庭に関する専門性を身に付ける生活創造科を2学級ずつ設ける。 両校は昨年度から開校準備委員会を開き、教育課程や制服、部活動など具体的な学校づくりの検討を進めてきた。 設置式で県教委の繁吉健志教育長は「両校の特色ある教育活動を継承し、発展させながら、地域社会と連携、協働した実践的、体験的な教育活動を推進してほしい」と質の高い教育の実践を求めた。 同日付で厚狭高の和泉屋紀之校長が新高校の校長に着任。当面は兼務となる。和泉屋校長は、開校準備室の看板を受け取って校舎の入り口に掲示し「生徒一人一人が互いを思いやり、主体的に活躍できる高校をつくっていきたい。開校に向けて教職員が一丸となり細部にわたる準備を進め、入学する1期生や地域の期待に応える魅力ある学校づくりに取り組む」と決意を述べた。