「2回勝って日本一に」 明石商、きょう東邦と準決勝 /兵庫
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)で初の4強入りを果たした明石商は休養日の1日、準決勝・第2試合(2日午後1時半開始予定)に向け、明石市魚住町長坂寺の学校グラウンドで調整した。対戦する東邦(愛知)は過去4回のセンバツ優勝を誇る強豪とあって、全員が表情を引き締めて連係プレーを確認した。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 智弁和歌山との準々決勝で劇的なサヨナラ勝ちを収め、注目度が高まった明石商。多くの報道陣が取材に訪れた中、ナインは連戦の疲れを見せることもなく、フリー打撃やノックなどのメニューを淡々とこなした。重宮涼主将(3年)がミーティングで「あと2回勝って日本一になるぞ」と、全員に気合を入れる場面もあった。 狭間善徳監督は練習後、ナインに向けて「相手は名門だが、力を出すだけ。挑戦者として最後まで粘り強く戦おう」と語りかけた。 グラウンド脇で練習を見守っていた神戸市立玉津中の新1年生、横田翔星(とあ)さん(12)は「サヨナラ勝ちはすごかった。準決勝も守り勝ってほしい」と話した。 明石市は2日の準決勝の試合中、パブリックビューイングを「あかし市民広場」(明石市大明石町1)で開く。約100席を設ける予定。【黒詰拓也】 〔神戸版〕