[山口県]長門でJAL向津具ダブルマラソン 景観楽しみ1287人が起伏激しい難コース挑む
長門市の向津具半島を主な舞台にした「JAL向津具ダブルマラソン」が9日、同市油谷河原の油谷総合運動公園を発着点に行われた。起伏の激しい難コースで、ダブルフルマラソン(84・39キロ)、シングルフルマラソン(42・195キロ)、棚田ウォーク(約30キロ)に県内外の1287人が挑んだ。 ダブルフルマラソンに出場したランナー396人は午前6時ごろにスタート。時折雨が降る中、元乃隅神社や千畳敷といった観光スポットを巡りながらアップダウンを繰り返すコースを駆け抜けた。エイドステーションでは一口サイズのかまぼこや地元特産の鶏肉を使ったカレーなどが用意された。完走率は85・4%。 6時間10分14秒で男性総合優勝し3連覇した北九州市の会社員冨高一成さん(35)は「コースがきつくて後半少しペースが落ちたが優勝できてほっとしている。すぐにもう1回走りたいとはならないが、いい大会なのでまた出たい」と話した。 ゲストランナーを務めたアテネ五輪女子マラソン金メダリスト野口みずきさん(45)は「日本で一番走りがいのあるコースだと思う。エイドステーションのおもてなしもよかったし、きれいな景観が多かった」と振り返った。 地元のマラソン愛好家や各種団体などでつくる実行委員会が主催し、日本航空が特別協賛。シングルフルマラソンには605人(完走率96・2%)、棚田ウォークには286人(完歩率96・5%)が参加した。