車運転中にクマと接触、茂みに逃げる 小中学校から800メートル地点 島根県邑南町、捕獲用おり設置し監視カメラも検討
島根県邑南町は20日、同町中野の町道でクマが目撃されたと発表した。現場近くには小中学校があり、町は現場近くの茂みに捕獲用のおりを1基設置したほか、監視カメラの設置も検討する。また、24日までは児童生徒の登下校時に保護者が送迎するよう呼びかけている。 【クマと格闘】腕を振り上げ襲ってくるクマ、持っていた新聞でたたき追い払う 被害にあった新聞配達員語る 浜田
町によると、20日午後1時45分ごろ、住民が車を運転中に道路を横切った幼獣とみられる1頭に接触したと通報があった。クマは茂みに逃げていったという。18日にも現場付近で親子連れの目撃情報があった。 現場から800メートルほど離れた場所には石見東小学校や石見中学校などがある。町教育委員会は近隣の小中学校にクマよけスプレーを配備する。 石見東小は、屋外授業の前に大音量の音楽を流し、校舎や倉庫の扉を全て閉めるといった対策を取っている。白井朋己校長は「クマが接近しないような対策を実行する」と話した。