北朝鮮が中国・ロシアが主導する新興経済国連合体ＢＲＩＣＳ（ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの新興経済５カ国）活動に関心を見せていると、ロシア外務省が２５日（現地時間）明らかにした。 インタファクス通信によると、ロシアのリャブコフ外務次官はこの日の記者会見で「北朝鮮がＢＲＩＣＳ加入を申請したのか」という質問を受けると、「平壌（ピョンヤン）の友人がＢＲＩＣＳ活動を見守り、関心を持っていることを感じている」と答えた。続いて「ＢＲＩＣＳ申請に関して言えば、我々はかなり活発に活動している」と付け加えた。 特にリャブコフ次官は北朝鮮の崔善姫（チェ・ソンヒ）外相がＢＲＩＣＳ関連行事に出席したと伝えた。崔外相が先月ロシア・サンクトペテルブルクで開催された第４回ユーラシア女性フォーラムと第１回ＢＲＩＣＳ女性フォーラムに出席した事実を説明し、ロシアと北朝鮮の接点を浮き彫りにしたのだ。リャブコフ次官は「平壌の友人がＢＲＩＣＳを国際活動の現象として考慮し、研究しているという事実から出発する」と話した。 ＢＲＩＣＳはロシア・中国・ブラジル・インド・南アフリカ・イラン・エジプト・エチオピア・アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）で構成された連合体。 ロシアは今年ＢＲＩＣＳ議長を務め、２２－２４日にロシア連邦タタールスタン共和国のカザンでＢＲＩＣＳ首脳会議を開催した。ロシアのプーチン大統領は今回の行事を通じて西側の制裁の中でも残された国際影響力を誇示した、という評価が出ている。今回の首脳会議にはＢＲＩＣＳ加盟国のほかＢＲＩＣＳ加盟・協力を希望する国家の代表も出席した。