ヒズボラ停戦合意、ガザ停戦の「余地」生まれることを望む 米ホワイトハウス高官
(CNN) 米ホワイトハウスのファイナー大統領筆頭副補佐官(国家安全保障問題担当)は26日、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの停戦合意により、パレスチナ自治区ガザ地区の停戦への余地が生まれることを望むと表明した。 【映像】イスラエルがガザで意図的に殺傷や飢餓 国連 ファイナー氏は「これにより一段と状況が進展する余地が生まれるかどうか見極めていく。ガザ地区での停戦・人質合意に向かうのか、地域統合に向けた幅広い取り組みに向かうのか。究極的には、大統領や我々のチームが10月7日以前から取り組んできたイスラエルとサウジアラビアの関係正常化もそこに含まれる」と説明。「我々はこの提案を試し、今回の勢いをどれだけ追い風にできるか見ていきたい」と述べた。 ガザ停戦交渉の再開に向け具体的にどのような措置を講じる予定なのかという質問に対しては、詳細に踏み込まなかった。 ファイナー氏は「戦術には踏み込まない。ただ(ガザ地区のイスラム組織)ハマスの側には、広範な地域紛争の勃発、イスラエル・レバノン国境地帯における紛争の勃発で、ハマスに対する圧力が幾分和らぐかもしれないとの見方があったと思う。実際には今回の停戦合意に到達したこと、合意妥結に至ったことでハマスは孤立化する」としている。