レアルはPSM2連敗も「結果は重要ではない」、クラシコも調整の場とアンチェロッティ監督
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督がバルセロナ戦について語った。クラブ公式サイトが伝えた。 現地時間3日、アメリカツアーの2戦目でバルセロナとのエル・クラシコに臨んだマドリー。先日のミラン戦を0-1の黒星で終えていたなか、引き続きクロアチア代表FMルカ・モドリッチやトルコ代表MFアルダ・ギュレル、新戦力のブラジル代表FWエンドリッキらが先発した。 序盤から雷雨による中断というハプニングもあったが、再開後はモドリッチの縦パスからギュレルがネットを揺らす。しかし、オフサイドでゴールは認められず、逆に42分に先制点を許してしまう。 メンバーを変えずに後半へ入ると、54分には2失点目。ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールらも投入したが、反撃はCKから決めたU-23アルゼンチン代表MFニコ・パスの1点にとどまった。 これで2連敗となったマドリーだが、アンチェロッティ監督は気に留めず。本格的なチーム作りは選手が揃ってからと考えている。 「この試合では、良い強度や良いプレーが見られた。我々は準備を続けているし、少しずつ選手たちが戻ってきている。結果はそれほど重要ではない」 「目的は選手たちに出場時間を与え、良いコンディションに持っていくことだ。戦術的なことは考えていない。それが始まるのは7日からだ。狂わないようにしよう。これはプレシーズンマッチだし、我々は8人の選手を欠いている」 また、イタリア人指揮官は主力の状態にも言及。2試合連続スタメンのモドリッチは良好で、ヴィニシウスも問題ないとのことだが、ブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスはコパ・アメリカ2024の余波か、長距離移動によるものか、疲労が見られたという。 「(モドリッチは)とても良い感じだ。良い具合に状態が戻ってきているし、彼のフィジカルがプレーを可能にしている。調子が良かったから最後までプレーした」 「(ヴィニシウスは)良いコンディションで戻ってきた。休暇中も汗を流していたということだ。彼のために多くの労力を割く必要はない」 「(ロドリゴは)疲れていた。(6日の)チェルシー戦では45分プレーするかもしれない」 さらに、ミラン戦に続いて先発起用した20歳のスペイン人MFマリオ・マルティンにも触れ、移籍させずに手元に置く可能性もあるという。 「彼はファーストチームに入れる選手だ。戦力としても計算でき、移籍市場が閉まるまでにどうなっているか見てみよう」
超WORLDサッカー!