ハンセン病問題に理解を 過去の歴史見つめて
展示は28日まで=三重県人権センター(三重テレビ放送)
ハンセン病問題に理解を深めてもらおうというパネル展が、14日から津市の三重県人権センターで始まりました。 患者の隔離を定めた法律=らい予防法による被害者の名誉回復と、22日の「追悼の日」を前に始まったものです。 会場では、病気の説明のほか、国の誤った隔離政策の歴史や、三重県をはじめ全国で進められた患者収容の運動について紹介されています。 また、元患者の闘いや芸術活動についての資料も、国立ハンセン病資料館の協力を得て展示され、閲覧することができます。 この催しでは、ハンセン病に関する啓発事業を行っている三重テレビ放送の取組も紹介されています。 感染力が弱く完治する病気となったハンセン病ですが、5月現在、全国の国立療養所の入所者は718人、そのうち三重県出身者は19人です。 パネル展は28日まで開かれています。