「どう生活していけば」 北部大雨被害 住民悲痛
沖縄テレビ
本島北部の大雨被害で住宅が浸水し家財道具も失った国頭村の住民は今後どう生活していけばいいのか大きな不安を抱いています。 知事が民家を視察する様子きのう玉城知事が視察したのは国頭村比地地区の當間朝成さんの自宅です。 ▽當間朝成さん: 「ちょうどこの部分まで水が押し寄せています。ですから中もすべて泥の水でまみれています」 近くの比地川が氾濫し、床上まで水に浸かった當間さんが、この住宅を購入したのはわずか10カ月前でした。 ▽當間朝成さん: 「義理の母と妻と一緒に住もうということで購入していたのでここはピアノなどを置いていたのですが全部水没してもう処分しました購入したばかりでしたけど…」 家財道具は全て水没し風呂場やトイレは泥で使えなくなりました。 ▽當間朝成さん: 「水没して何も無い状況ですのでここで再び生活することは当分不可能だと思いますそれを考えると今後どう生活していくのかというところが不安です」 住民やボランティアも総出で復旧作業が続く比地地区。今回の大雨被害では県の対応の遅れで災害救助法の適用が困難になっていますが、當間さんは生活を立て直すためには支援が必要だと話しました。 ▽當間朝成さん: 「生活を奪われているそのうえで資金が無いのに頑張ってくださいというのは言葉だけかなと残念に思います。やはり公的資金がいくらかでもあれば立ち直ることが出来るのではないでしょうか」 地域の迅速な復旧に向けて国頭村と大宜味村、それに東村は13日からふるさと納税を通じた災害支援の寄付の受け付け始め、広く支援を呼びかけています。
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