菊池雄星がFAトップ50で12位「3年91億円」菅野智之&小笠原慎之介は「18億円」か
米スポーツサイト「ブリーチャーリポート」が4日(日本時間5日)に掲載した「2024―25年大リーグFAトップ50」で、アストロズからFA菊池雄星投手(33)が12位、巨人から海外FA権を行使する菅野智之投手(33)が46位、ポスティングでの大リーグ移籍を目指す中日の小笠原慎之介投手(27)が48位に入った。 同サイトは菊池の契約が「3年6000万ドル(約91億2000万円)」になると予想し、「来年6月で34歳になるが、彼の株は(22年からブルージェイズと3年3600万ドルで契約した)前回の市場と比較してもまだ上がっている」と高評価を与えた。 契約先については「アストロズは彼との再契約を望んでいるに違いないが、人件費での制約を予感させる」とし、他の有力候補としてタイガース、ドジャース、ジャイアンツ、オリオールズ、レッドソックス、レンジャーズ、ロイヤルズを挙げた。 また、今季156回2/3を投げて防御率1・67をマークした菅野については「失点を与えない成績は素晴らしいが、35歳で、23年はヒジの故障でかなりの時間を棒に振った。各球団は30歳代半ばでヒジに問題を抱えた投手についてもろもろ検討するだろう。年齢的にも短期契約になりそうだ」。その理由として「35歳以上のシーズンで3年契約を結んだ投手はマックス・シャーザー、リッチ・ヒル、ジェイコブ・デグロムの3人しかいない。(菅野は)2年契約の可能性もあるが、それ以上になれば驚きだ」と説明し「1年1200万ドル(約18億2400万円)」と予想。その1年で活躍できれば「来オフに2年契約のステージを作ることができるだろう」とし、移籍先の候補にはレンジャーズ、エンゼルス、ブルワーズ、メッツを挙げた。 小笠原については「一般的に大リーグ球団が欲しがるようなパワーアームではないが、27歳と若くNPBでの実績も総合的に高い」と評価。ただ、22年から23年にかけて22%だった奪三振率が、24年は13・7%に急落したことに触れ「奪三振率13~14%の投手が大リーグでそれなりの年俸を手にするという実績はない」といい「今永昇太の総額5300万ドル(約78億円=締結時)をかなり下回るはずだ」と、小笠原の契約相場を「2年1200万ドル(約18億2400万円)」と予想した。移籍先としにはブルワーズ、パドレス、ガーディアンズ、アスレチックスを挙げている。
東スポWEB