優しい甘さ 酒とマッチ 一関・赤荻 リカーショップホシ 具材に南部一郎 かぼちゃシューマイ発売 【岩手】
一関市赤荻のリカーショップホシは、酒に合うつまみとして、同市特産のカボチャを練り込んだ「南部一郎かぼちゃ焼売(シューマイ)」を発売した。企画した同店の野菜ソムリエ星陽子さん(53)は「かぼちゃの優しい甘さが味わえる。お酒と合わせて食べてほしい」とアピールしている。 星さんは家族と同店を営む傍ら、惣菜製造業「一関餃子研究魁(かい)」として地元産食材を取り入れたギョーザを開発・販売している。 南部一郎かぼちゃは、国指定史跡の骨寺村荘園遺跡がある同市厳美町本寺地区の特産品。糖度15度以上が出荷条件で、果物のマンゴー並みの甘さと言われ、星さんは南部一郎かぼちゃを使った新たな商品開発を進めていた。 同焼売の製造は、ギョーザやシューマイなどを製造・販売しているカスイ(本社花巻市二枚橋)に委託。星さんが骨寺村荘園交流館「若神子亭」で仕入れた南部一郎かぼちゃのペーストや、花巻市のブランド豚肉「白金豚」などを使用している。1個30グラムのうち14%は南部一郎かぼちゃが占め、冷凍の状態でもほんのり黄色く、加熱すると鮮やかさが増す。 星さんは「化学調味料は使っておらず素材のうま味が出る。ビールはもちろん日本酒やワインにも合う。冬至にもお勧め」とし、「これからも一関市の特産品を取り入れ、お酒と一緒にPRしたい」と話している。 同焼売はリカーショップホシと、同市厳美町字若神子の若神子亭で販売している。8個入りで、税込み価格は同店で594円、若神子亭で648円。 問い合わせは同店=0191(25)2247=へ。