今しか味わえない絶品「新玉ねぎのサラダ」家で作る技 しゃっきり感を残して甘さを味わえる一品
酢をまわしかけます。酢の酸味が加わると玉ねぎの甘みが引き立ち、辛味が和らぎます。酢は穀物酢を使いましたが、米酢でもかまいませんし、レモン汁も意外と合います。 うすくちしょうゆで味付け。しらすの塩味があるのでしょうゆは控えめに。 出来上がり。たっぷり載せたしらすの塩味とうま味で新玉ねぎを食べる料理です。シンプルですが、これがおいしい。新玉ねぎのスライスはお刺身にたっぷりと添えてもいいですし、焼いた肉に添えてもおいしく食べられます。もっともこれは辛味を楽しむ料理。玉ねぎの辛味があまり好きではないという方は加熱して食べることをオススメします。
新玉ねぎのサラダの材料(2人分) 新玉ねぎ 1個 イタリアンパセリ 適量 酢 小さじ1 うすくちしょうゆ 小さじ1 サラダ油 小さじ2 黒こしょう 少々 新玉ねぎは1cmのくし形に切ります。この切り方だと中心部分は薄く、外側ほど厚くなり、食感に変化が生まれます。 ドレッシングは油、酢、しょうゆを混ぜるだけです。このドレッシングはどんな野菜にもよくあいます。 辛味を抜くために1%塩分濃度の湯で短時間ボイルします。
ゆですぎは禁物。タイマーを使い1分だけゆでます。余熱でも火が通るので早めに引き上げるのがコツです。 水が入ると味が薄くなるのでザルなどで水気をしっかりと切ってからドレッシングのボウルに加えます。 ドレッシングでさっとあえたらイタリアンパセリと黒こしょうを加えてアクセントにします。 少し時間を置いて、冷めてきたところが食べごろ。しゃっきり感を残したまま新玉ねぎの甘さが味わえる料理です。塩が入った湯でゆでるので下味が入っていますが、味が足りなければ塩ひとつまみを足してください。焼いた魚の付け合わせにもなりますし、そのまま箸休めにもなります。
新玉ねぎは今の時期しか味わえない食材です。今回のようなサラダ仕立て以外も煮ても炒めてもおいしく食べられるので、今のうちに楽しみましょう。
樋口 直哉 :作家・料理家