大失敗…。冬の海外移籍で苦しんだ日本人(4)たった247分。ほぼ構想外…。夢の欧州移籍も1年で帰国
2024年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。Jリーグがオフシーズンのこの時期でJリーグから海外に移籍する選手もいるが、欧州のクラブがシーズン途中のこのタイミングでの加 入は難しく、適応に苦戦することは珍しくない。今回は、冬の海外移籍で失敗した日本人選手を厳選して紹介する。
DF:槙野智章(まきの・ともあき) 生年月日:1987年5月11日 移籍先:サンフレッチェ広島→ケルン(ドイツ) 移籍日:2011年1月1日 移籍金:フリー サンフレッチェ広島に在籍していた2010シーズンにJリーグのベストイレブンに輝いた槙野智章は、同年末に海外移籍を目指して渡欧。練習参加したドルトムントとホッフェンハイムでは契約に至らなかったが、ケルンへの移籍を勝ち取った。 デビュー戦となったザンクト・パウリ戦こそCBで先発出場を飾ったが、それ以降はベンチを温める日々が続き、11年1月から11年12月までの約1年間の在籍期間でわずか247分間の出場に留まった。 2011/12シーズンにはセカンドチームで試合に出場するなどトップチームで構想外に近い扱いとなっており、欧州移籍から約1年後の12年1月にサンフレッチェ広島時代の恩師、ミハイロ・ペトロヴィッチが新監督に就任した浦和レッズへの期限付き移籍が決定した。翌13年に完全移籍での浦和レッズ加入が決まり、槙野の海外挑戦は正式に終わりを迎えた。
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