「なんて傲慢」驚異の4冠達成の仏怪物に中国メディアが猛批判! 自国コーチの無視に怒りの声「許されない行為だ」【パリ五輪】
フランス競泳界の“怪物”の振る舞いが物議を醸した。 渦中の身となったのは、目下開催中のパリ五輪で4つの金メダルを獲得したレオン・マルシャン(フランス)だ。現地時間8月2日に行われた競泳の男子200メートル個人メドレー決勝では、1分54秒06の五輪レコードで優勝。今大会4冠を達成して快哉を叫んだ。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック だが、このレースの直後に彼が見せた振る舞いが問題となった。 レース直後の出来事だった。中国の朱志根コーチが金メダル獲得を称えようと手を差し伸べると、22歳のフランス人スイマーはこれをスルー。手は目の前に出されたが、一瞥もせずに素通りしたのである。 今五輪は中国と競泳界を巡って何かと話題が尽きない。数日前には男子競泳100メートル自由形で世界記録を出して制した潘展楽が、ライバルたちから嫌がらせを受けたと告白して物議を醸したばかりでもあった。 2021年に開催された東京五輪の7か月前に禁止薬物の陽性反応が出たにもかかわらず、23人の中国人スイマーが罰せられていなかった事実が発覚。これを問題視する海外メディアでは、中国競泳界に反感を抱く者が少なくないのではないかと論じられてもいる。 穏やかではない状況で見せられた怪物の態度に中国メディアは憤怒する。スポーツメディア『捜狐体育』は「朱志根コーチはかなり前からマルシャンに声をかけていた。だから彼が気づかないわけがない」と当該シーンを描写し、「なんて傲慢な態度だろうか。4つの金メダルを得たからといって許される行為ではない」と断じた。 マルシャンが故意に相手チームのコーチを無視したのかは定かではない。いずれにしても、今回の騒動で中国側から生じた苦情の声が、五輪4冠の快挙に水を差した感は否めない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]